ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅲ】2

ーラスタ・ラヴ(10/12/夜)ー

悠「△様のイベント防具とかでないかな」

ともき「よく分からないが、それはどう考えても無理だと思う」

悠「そうだよなぁ。頭だけで不死と一撃必殺着きそうだもんな」

ともき「そうじゃない」

優日「ケロロフェイスと同じノリではあるけどね」

ともき「同じかなぁ…」

悠「でも、アレかぶったらすべてを超越出来そうなんだけどな」

崇「超越……ねぇ」

悠「なんか反応した人がいる」

崇「ただ単に超越といっても色々あると思っただけだ」

悠「なるほど……おれのいい男っぷりなんかも、そのひとつだな」

ともき「……」

優日「……」

悠「なんですか!その冷ややかな目は!」

崇「そうだな。いい男だな」

悠「気休めはやめろ!」

ともき「どっちにしろ怒ってんじゃねーよ」

悠「オオオ、おこ、怒ってねーし!」

優日「激おこプンプン丸?」

悠「そういうこという輩を殴りたいと思ったことはないか?」

優日「ある」

ともき「あるのかよ!」

悠「おれもある。っか、娘が言いださないか、もう心配で心配で……いいだしたら、キャラメルクラッチを決めちゃうかもしれない」

ともき「キャラメルクラッチが分からない」

神姫「和名では駱駝固め。うつ伏せ状態になった対戦相手の背中に乗り、首から顎を掴んで相手が海老反り状になるようにするの。技をかけている様子がまるでラクダに乗って手綱を引いている様に見えることが技の名称の由来よ。メキシコのルチャリブレでは、「カバージョ」(馬乗り固め)というわ。背骨、腰、喉にダメージを与えられるプロレス技よ。」

ともき「あ……ども」

神姫「私はキャラメルクラッチより、ドラゴンクラッチの方が好きね。」

優日「ちなみそれはどんなのか、悠で実演してみてください」

悠「嫌だよ!!」

神姫「ようはドラゴン・スリーパーの形で首を極める変型キャメルクラッチよ。こうやって尻餅をついた相手の後方から脇で抱え込むように首をロックし、さらにもう片方の腕で相手の片腕をロックして脱出を困難にさせる変型のスリーパーホールド。フェイスロックともいえるけどね」

悠「ぎーー!ぎィーーーー!」

崇「虫が呻いているみたいな声出てるぞ」

神姫「このまま力を込めれば……死ぬから本当に注意しないといけないわよ。プロレス技は」

悠「は……な……し……てぇ……」

神姫「……」

ミチッ……スッ……
悠「はぁはぁ……最後、なんか力……込めなかった?」

神姫「気のせいよ」

崇「プロレスは面白そうだが、実戦向けではないよな」

神姫「実戦で使った悲惨な結末だけよ?マット以外の場所でボム(投げ)したら死ぬもの」

悠「絞めで殺そうとしましたよね今?」

優日「生を超越するんだね!」

ともき「超越じゃなくて終了だろ」

悠「怖い怖い……空気を変えて小鳥遊クイズだ。『DRMF?RSDR・・・』このアルファベットはある法則にしたがって正しく並んでいる。「?」に入るアルファベットは何?」

崇「S」

悠「なんで?!」

ともき「……あぁ、S。確かにそうだ」

崇「正解なのか?」

神姫「分かってなくてSっていったの?」

崇「S・W。SilverWolfのSをいっただけだ」

悠「子供か!」

崇「ガキはお前だ。それより答えを言え」

悠「ぎーー!」

優日「ドレミファソラシド。ドレミの音階ですよ。抜けているのはソ、ソはS。」

崇「そういうことか」

悠「ぎぃーー!」

ともき「ホントに虫かお前は。」
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