ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅲ】2

ーラスタ・ラヴ(10/8/夜)ー

悠「WRYYYY!」

ともき「初っ端から発狂してんな」

悠「もうあと三日でワクワクが止まらないんだ」

久秀「心の臓腑を止めれば泊るんじゃない?」

悠「それは色んなものが止まり過ぎる!」

久秀「イチジクジュースを」

碧「はいよ」

悠「いきなり現れて毒舌吐いてやたら甘そうなもの飲みやがって」

久秀「このちょっと粘り気があって腐りかけた血液みたいな色が素敵でしょ」

悠「……ともき君、ツッコミ入れて」

ともき「俺に振るなッ!」

久秀「あら、良いツッコミ」

ともき「どうも」

久秀「バーテンさん、そちらの可愛いお兄さんにイチジクジュース差し上げて……ジョッキで」

碧「……ショットグラス?」

久秀「いいえ、ジョッキで」

ともき「いや、俺は……」

久秀「遠慮しなくていいのよ。久秀の奢りだから」

ともき「……」

悠「諦めろ。久秀のアレは自然災害みたいなもんだ。誰に対してもヒマつぶしに嫌がらせする」

久秀「バーテンさん、小鳥遊悠君にバナナ100%のジュース差し上げて。ピッチャーで」

悠「…………」

ともき「頑張れ」

碧「イチジクジュースジョッキとバナナオンリージュースピッチャーでお待ち」

ドンッ!
ともき「……食物繊維は取れそうだな」

ドドンッ!
悠「う、うおぉぉぉぉ!」

碧「吐くなよ」

久秀「吐いたら、それを飲ませて片付けさせるから問題ないわ」

悠「ぶふぅぅぅ。」

ともき「あ、美味い。この量なら大丈夫だな」

久秀「欲しいならいくらでもおかわりしていいわよ。もちろん、久秀の奢りで」

ともき「結構です」

悠「ごぽぽぽっ……」

碧「うわ……飲みほしやがった」

悠「え゛っ……ば、バナナは酸化するから、んぇ゛……そうそうにウブッ……片付けないと……駄目になるゲェ」

久秀「おかわりは?」

悠「いらんわい!」

久秀「あらそう。それにしても久々に会ったのに相変わらず馬鹿ね」

悠「ほっとげぇぇぇっぷぁ!」

ともき「お前、腹がめちゃくちゃ膨れてるぞ」

悠「ベルト緩めてるのにズボンがきつい……。そんなキツクても小鳥遊クイズだ。うぷっ」

スッ
【このクニは、カナダ?アメリカ?】

久秀「カナダ」

悠「……もうちょっとさぁ」

ともき「「クニ」がカナだからカナダか」

悠「うぅ……口から出そうだ……。もういいわ……。」

久秀「あらあら、大変。クスクス」
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