ー談話ーラスタ・ラブへようこそ~【Ⅰ】3

ー焼肉屋鉄(トイレ)ー

悠「ったく。あいつら好き放題いいやがって」

ともき「まぁ、酒の席の冗談だろうっ?!」

悠「なんだよ変な声だしっ……」

???「あら、なぁに?都会に咲いた可憐な一輪の花、貂蝉ちゃんの見物料は高いわよん?」

悠「……」
ともき「……」

貂蝉「あらあらまあまあ、絶世の美しさを目の前にした人って、本当に声がだせないのねぇ。うふっ」

悠「……はっ!ともき、俺はどうやら飲みすぎたらしい……目の前にキモいバケモンが見える。」

ともき「を、をい」

貂蝉「誰が筋肉妖怪ですってええぇ!だりゃぁ!」

悠「ぐはっ!」

ともき「悠!」

貂蝉「最後にやっぱり愛は勝つ!」

悠「い、意味わかんねぇ…」

ともき「お、おい大丈夫か」

悠「ギリギリな。蹴りの威力もビックリだがキモさのダメージがでけぇ」

貂蝉「あっらぁ、アナタちゅよいわねぇ。そ・れ・に…よくみたらいいオノコじゃないの。」

悠「うっ…吐き気が。」

ともき「奇遇だなおれもだ。」

???「イイオノコの匂いをたどってくれば、こんな所にいたのか、貂蝉!」

貂蝉「あっらぁ、卑弥呼じゃないの」

悠「うわ、増えた…」

卑弥呼「誰が山からワイワイ下りてきた、物の怪キモカワ大行進ですってぇ?どっせぇりゃぁ!」

悠「そこまでいってねぇ!ぎゃあぁ!きもいぃぃぃっ!」

貂蝉「キモチイイなんて大胆ねぇ」

悠「ち、ちがっ…一文字多い…っか、なんつう…蹴りだよ。」

ともき「こ、この人たち強い…っていうかキモい」

卑弥呼「誰が向こう三年三ヶ月、毎夜毎晩夢に出てくるほど気持ち悪くて、キモいキモいとカエルの如く輪唱しそうになるだとぅ!」

ともき「そこまでいってないだろ!」

悠「アンタラほんとにナニモン何だよ。っか、知りたくもないけど」

貂蝉「麗しの漢女よ。」

ともき「お、おとめ?」

悠「謝れ。全世界の乙女に謝れ!」

貂蝉「だあぁれがビックリ仰天が一周回って、元に戻って二度ビックリですってぇぇ!」

悠「もうえぇ、ちゅうねん!」

貂蝉「萌え?やぁねぇ。本当のことばっかり。うふっ。」

悠「言ってねぇ…言ってねぇから」

戌塚「アニキ~ともきん~いつまでトイレに籠ってるんだぞ…と……うげ、お化けだぞと!」

貂蝉「だぁぁれが背後霊にしては随分と肉感的で存在感在りすぎて困っちゃうわ、ですってぇぇ!」

戌塚「そこまで言ってないぞと!っか、アニキ!知り合いなのかだぞと」

悠「んなわけあるか。」

貂蝉「だぁりんとは今さっき出会ったなかよん!」

卑弥呼「あ、ずるいぞ貂蝉!自分だけサラリとだぁりんに告白するなんて!」

戌塚「だ、だぁりん?」

悠「全身全霊をかけて否定する。」

ともき「なぁ、今のうちに戻ろうぜ…」

悠「そ、そうだな。出るもんも止まったし…」

戌塚「逃げるぞと!」
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