ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅲ】2

ーラスタ・ラヴ(10/2/夜)ー

窈「暖かそうだね。」

白巳「しゅぴぴ…」
悠「触れたら肉体的に抹殺したあと社会的に抹殺してやるからな」

窈「完全抹殺じゃないか……」

悠「身内から犯罪者を表に出したくないんだ。ただでさえロクデナシとボケばっかりなんだから」

窈「まるでひとを犯罪者みたいな言い方しないで!」

悠「女を売り物にしてる」

窈「そんな言い方できる悠が犯罪者っぽいよ…」

ともき「「ぽい」じゃなくて立派な犯罪者ですし」

悠「おれはエコでクリーンだよ」

崇「はっ」

悠「おい、そこのイケメン鼻で笑ってんじゃねーぞ!」

後楽「え?呼んだ?」

悠「イケメンとか図々しいんだよジジイ」

後楽「いやぁ、おじさんって世間一般でいうところのちょい悪ナイスミドルだろ?」

悠「吊るし切りにしてやろうか…」

崇「鮟鱇か?」

窈「え、吊るし切りとか出来るの?」

悠「数年やってないけどブツがあれば出来なくはない。ウナギよりかは手間いけどな」

碧「妙なことは本当に出来るのな」

悠「え?おれがイケメンって?」

ともき「いってねぇよ。」

後楽「イケメンだから金くれ」

悠「鉄の玉とバーナーないかな。」

碧「あるけど、何するんだ?」

窈「え、あるの?」

悠「焼けた鉄球を背中に落しまくってやりたいんだけど」

ともき「カチカチ山とかそういうレベルじゃないぞソレ」

後楽「おじさん痛みを伴うプレイは好きじゃないなぁ」

崇「鮟鱇の解体ができるなら狸はどうだ?」

悠「やった事ないが多分出来るだろう。だいたいの動物は皮剥いで骨と内臓取り除いたら肉だし」

窈「ちょっとやめようよ、そういう話し」

悠「肉なんてスーパーに並びまくってるだろ。」

窈「そうだけどさぁ……」

崇「いいじゃないか、残酷なことが嫌いって顔をして人間は生きているんだ。解体するのと、解体された後は別だ」

後楽「なぁに感謝して喰えば肉も魚も同じ゜さ。大事なのは美味いか不味いかだ。」

悠「狸の肉は臭いだろうけど……しっかりと濃い味付けにしたら大丈夫だろうなぁ」

後楽「かっかっか、兄ちゃん。目が笑ってないぜ」

ともき「っていうか……食べたいか?」

悠「……」

崇「腹をこわすだけで済んだらいいけどな」

窈「得体の知れない病気とかになりそうだね」

悠「……よーし、気分を変えるために小鳥遊クイズだ。メロン、スイカ、リンゴ、モモ。この4つの言葉と同じ仲間は次のうちどれ?「手品」「手相」「手本」。」

後楽「おじさん分かっちゃったぜ」

悠「そうか。黙っててくれ」

後楽「冷てぇなぁ」

窈「ヒントは?」

悠「果物には大抵あるな。あと、花とか……っか、ソレがあるから出来る」

ともき「……分かった。手品だな」

悠「ほう、そのこころは?」

ともき「種(タネ)がある」

悠「Exactly!ご褒美に白巳を頭に乗せていぞ」

ともき「それは別にいい」

窈「なんてこったあぁぁ!なんでその発想が出なかったんだぁぁ!!」

後楽「この兄さんも大概だよな」

崇「小鳥遊家の人間はどこかおかしい部分があるからな。仕方がない」
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