ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅲ】2

ーラスタ・ラヴ(9/28/夜)ー

悠「WRYYY~」

ぐわしっ!
緋斗「……」

ともき「……なんでアイアンクローしてるんだ?」

悠「WRYYY!」

ともき「ダメだ。ハイになって会話が成り立たない。聞く相手を変えるとしよう……なんでアイアンクローされてる?」

緋斗「俺が聞きたいです……」

悠「てけりてけりてけてけり」

緋斗「へ、ヘルプミー」

悠「だが断る。この小鳥遊悠は助けてくれという奴にNOっていうことが快感な男だ!」

ともき「ただの酷いヤツだな」

悠「てへっ」

メキキッ
緋斗「やめてください頭割れます。」

悠「人間には215本もの骨があるのよ!一本折れたくらいで何よ!」

緋斗「頭蓋骨は折れたら洒落ンなりまへんでしょーが!!」

悠「てけりてけりてけてけり♪」

ともき「やめてやれ」

悠「おれのSAN値はすでに0なんだ……止められる奴はいねぇ!!」

緋斗「SAN値を回復するアイテムを至急用意してください!!」

ともき「ないだろ」

碧「あるよ。」

ともき「あるんだ?!」

碧「鍋」

緋斗「鍋ってSAN値回復するんや!?」

悠「基本うまいもの食ったら回復するらしいよ」

ともき「そういうもんなのか?」

悠「そういうもんなんだ。まぁ、やめないけどな。アイアンクロー」

緋斗「なにその理不尽!」

悠「世界は理不尽のかまたりでできてるんだよ」

ともき「塊りだろ」

神姫「理不尽でできてるのは悠でしょ」

悠「そうそうおれが理不尽の塊り……って、なんじゃい!」

神姫「は?」

悠「って、コイツがいってました」

緋斗「またもや理不尽!!」

神姫「ひとのせいにするな」

悠「緋斗だけに?」

神姫「……」

パァン!
悠「まそっぷ!!」

緋斗「うひゃあ…」

ともき「イイ音したな」

悠「く、口の中がメタルフレーバー」

神姫「鉄分が取れるじゃない」

悠「おれの鉄分をおれが吸収してもプラマイゼロですけど!」

神姫「アーカードならそれでも復活できそうよ」

悠「おれは吸血鬼じゃねーし。まだ石仮面かぶってないし」

ともき「まだって今後かぶる予定があるのか」

悠「ハロウィンには石仮面で決めようかと」

ともき「マジシャンズレッドのかぶり物するっていってなかったか?」

悠「人間の心なんて万華鏡のように変わるのですよ」

神姫「京の心はブレなく一筋のようだけどね」

悠「……にこっ」

緋斗「口の端から血が垂れとるで」

悠「えーと、あーと……小鳥遊クイズ!崖からロープでぶら下がり、今にも落ちそうな人が3人います。Aさんは、1人でロープにしがみついていました。BさんとCさんは2人で「頑張れ」などと励ましあいながらしがみついていました。最後まで落ちなかったのはだれでしょう?」

神姫「落ちるまで吊るしてあげようか?」

悠「イエケッコウデス」

緋斗「えーと、ふたりで頑張ってAは落ちてしもた……ていうんは違うんやろね。」

ともき「もっとドライな答えだな」

緋斗「ドライな……全滅」

ともき「それはバッドエンドだな」

緋斗「トゥルーENDは全員生還」

神姫「Aが落ちなかったでしょ」

緋斗「ええと、それはどないして?」

神姫「最後まで話さな(離さな)かったから」

悠「Exactly」

神姫「……やっぱり崖から吊るしてこようかしら」

悠「やーめーてー」
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