ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅲ】2

ーラスタ・ラヴ(9/18/夜)ー

悠「銀座梅林、にし巴、セントル・ザ・ベーカリー、さとう……このくらいかな」

ともき「カツサンドの店か?」

悠「あぁ」

鈴猫「カツサンドにハマってるの?」

悠「まぁ、好きなのは好きなんだけど……今回は原稿用の取材兼ねてるからな。半分は仕事かな」

ともき「コラムのか」

悠「そうそう……正直、茶屋毎日やってるよりコラム一本の原稿料のほうがいいんだよな。食べ物系なら経費で食えるし……。」

鈴猫「でも、それって凄いよね。」

悠「しっかりと明細だしたら全然悲惨だよ♪」

鈴猫「そ、そんな笑顔でいわなくても…」

悠「ま、少しでも金が入るから良いんだけどな」

ともき「使い方は?」

悠「漫画ゲームフィギュア!」

ともき「ダメだこりゃ」

六花「カットフルーツはいかがですか?」

悠「お前……タイミング見計らって出てくるよな」

六花「まぁ、ね」

悠「ふふふっ」

ともき「いや、何意味深に笑ってる」

悠「でへべろっ☆」

ともき「肉とか削ぐ系の器具あるかな」

悠「エゲツねぇ!」

鈴猫「ひとつもらおうかな」

六花「五百円です」

鈴猫「はい」
スッ

六花「はい、毎度。はい」
スッ

鈴猫「カットフルーツとなんで五百円?」

六花「えいっ」

つぷっ
鈴猫「ひゃう///?!」

六花「ヘソ一回五百円と聞いてたんで」

鈴猫「浸透していってる?!」

悠「な、なんてこった……実質タダでカットフルーツをゲットしている!!」

ともき「驚くところが違うだろ」

悠「おれも腹筋とか触るの一回五百円とかで始めようかな」

ともき「包丁で刺すとかハンマーで殴るとか一回100円ならいけるんじゃないか?」

悠「ハイリスクローリターン!」

六花「殴られ屋てきなやつだ。」

悠「それなら殴るほうがいいや」

鈴猫「どっちもやめようよ」

悠「……」

つぷっ
鈴猫「ひぅっ///!」

ともき「やめろよ、それ」

悠「大丈夫、ちゃんと五百円払うから」

六花「毎度あり」

悠「お前にじゃねーよ!」

六花「いや、今日のは買い取りきって欲しいんだよ~。林檎だから断面がね、茶色くなるし」

ともき「買ってあげたらいいんじゃないか?」

悠「仕方ないな……。」

六花「ありがとう。千円です♪」

悠「倍になってるぞ!」

六花「あとふたつだから」

悠「……ともき」

ともき「はぁ、わかった一つ買うよ」

六花「毎度ありです!」

鈴猫「よかったね」

六花「はい、これであと二回おへそ出来る」

鈴猫「え…」

ともき「売り上げの使いこみはやめろよ。」

悠「それじゃあ、お楽しみの小鳥遊クイズだ。腹黒い人は、お正月に何を買う?」

ともき「福袋」

悠「早い早い早い、もうちょっとあるでしょう」

六花「なんで福袋?」

鈴猫「えーと……」

悠「腹のことを別の言い方で?」

むにっ
鈴猫「にゃ?!」

六花「ええと、腹部?」

むにっ
鈴猫「あ、あの、ふたりとも?」

悠「腹部が黒いんだ」

むにむに
鈴猫「……」

六花「腹部黒い、腹部黒、ふくぶくろか!」

むにむに
鈴猫「……」

ともき「お前ら鈴猫さんのお腹を見ながら話すなよ。あと、摘むんじゃい」

悠「鈴猫の腹は黒くないけどな」

六花「健康的な肌色。」

鈴猫「なにこれすごく恥ずかしい……」
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