ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅲ】2

ーラスタ・ラヴ(9/14/夜)ー

悠「んー……失敗したな」

金剛「なんかやったのか?」

悠「ランドの配列間違えた。イオウが買えなくなる」

金剛「は?」

ともき「ゲームの話しですよ」

悠「仕方ない……別の手段をとるか。とりあえず果物育てつつペット成長させていくか」

金剛「……楽しそうで何よりだ」

優日「まるで父親が子供を見つめるような目」

金剛「せめて、せめて兄ぐらいにしといてくれないかな…」

悠「おれが兄貴でも良いんだぜ?」

金剛「それは断る」

悠「……」

べしべしべしべし!
金剛「くすぐったいんだが?」

悠「叩く側だって痛いのよ!」

ともき「お前しか痛がってないようだけど」

悠「固いのコレ」

こんこん
金剛「これ扱いするな。これ扱い」

悠「あぁん、逞しい胸板」

金剛「っ…」
ぶるる

優日「チキン肌が凄い」

ともき「鳥肌って言えよ」

悠「そんなに喜ぶなよ」

金剛「ゾッとしてるんだよ」

悠「貴様が感じていてるもの……それが恐怖だ」

ともき「嫌悪感だろ」

悠「おれに擦り寄られて嫌悪感を抱くわけがないだろ」

ともき「ゴキブリとか節足昆虫に走られたのと同じぐらいだろうな」

悠「ほっほーほけきょ。どういう意味じゃい!」

ともき「お前の今の行動の意味のほうがどういう意味だよ!」

優日「カナブンとかなら腕とか這われても平気だけどね。」

金剛「毛虫とかは普通に嫌だな。毒あるだろうし」

悠「お前の筋肉には針が刺さんねぇよ」

金剛「そういえば蚊に刺されなくなったな」

ともき「極細の針でも通らない筋肉……」

悠「毛細血管もビルドアップしてんじゃね?っか、何製だよこれ。チタンとかそういうのだろ絶対に」

こんこん
金剛「俺は改造人間かなんかか」

悠「近いものではあると睨んでる」

金剛「近くねぇよ!」

悠「小鳥遊クイズですよ。ある文字を墓の後ろに置くと墓が壊れてしまう。さらにその文字を追加すると、ゾンビのようにウロウロと動き始めるという、その文字とはいったい何?」

金剛「どうしてそうなった」

悠「頭の中も鍛えないとダメだろ?」

金剛「間違ってはいないだろうけど……なんか釈然としない」

ともき「悠がいってるからだろうな」

優日「悠がいってるからだろうね」

悠「どーしてぇぇぇぇ?」

ともき「自分の胸に聞け」

悠「……夕飯には秋刀魚が食べたいっていってるよ。」

優日「酢橘と大根おろしマシマシで」

悠「ちゃっかりご相伴にあずかろうとしてんじゃねぇ!」

金剛「…………墓、墓、壊れる、破壊、破壊……破壊は分かったけどゾンビってなんだ?」

悠「死体がよみがえって襲い掛かってくるパニックホラーの定番のモンスターだよ」

金剛「そういう事を聞いてるんじゃねぇから…」

ともき「破壊までいけたらもう一個、同じ文字をどこかに組み込むだけですよ」

金剛「はかい、はかいい、いはかい、はいかい……あ、徘徊か」

悠「つまり足す文字は?」

金剛「「い」だな」

悠「よーしよしよし、イイコイイコ」

金剛「正解したのに損した気分だ」

ともき「正解したんでそいつサンドバックにしていいですよ」

悠「やだぁぁぁ!」
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