ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅲ】2

ーラスタ・ラヴ(9/6/夜)ー

碧「お前の電話が届いてるぞ」

悠「電話?」

碧「携帯電話だよ。ほら」

スッ
悠「……おれの携帯じゃないか!」

碧「だからそういってんだろ!」

悠「ケタケタケタケタ」

ともき「悪霊だな」

悠「こんなプリチーな悪霊がいますか」

ゆうな「……」

ぽーん!べしっ!
悠「……」

ゆうな「……」

ぽーん!べしっ!
悠「……なにしてる?」

ゆうな「モンスターゲットだぜ!」

悠「ほほう、誰がモンスターかな?ん?」

ガシッ
ゆうな「むぎゅー」

ともき「やめてやれ」

悠「こんなぷにぷにのほっぺしやがって。こうしてやるこうしてやる」

むにーむにー
ゆうな「うーうー!」

ともき「……まぁ、楽しんでるならいいけど」

ゆうな「いっふぇふぁい~」

六花「なに楽しそうな事してるのー?」

悠「娘の頬の柔らかさをたんのしてる」

むにーむにー
ゆうな「うーうー、はなふぅぇー!」

悠「ふふっ、ふははははっ!」

ともき「なんで悪人笑い」

六花「ふふっ、ふははははっ!」

むにー
ゆうな「むぅーー!」

ともき「そして混ざるよ」

六花「いやー、楽しそうだったもんで」

悠「一回五百円な」

六花「……」

悠「無視か!」

六花「……」

むにむにむにむに
ゆうな「うぬぬっー!」

ともき「おい、無心になってるぞ」

六花「はっ、心地よい手触りについ」

ゆうな「もー、ほっぺた伸びるかと思った」

悠「そしたらゆえにぺろぺろしてもらえ」

ゆうな「……有りだな」

ともき「おいおい…」

悠「ここで小鳥遊クイズ!何も考えずに穴の下にいると、何が見える?」

六花「虚空」

悠「それは本当になにも考えてないな」

ともき「お前の事だな」

悠「……あ?あ?あ?あ?」
ぎぎぎぎっ

ともき「首を段々と曲げながらこっちみんな」

悠「恐れ慄(おのの)け!」

ともき「黙れ物の怪!」

六花「上手い!」

ゆうな「穴、何も考えない、無心、穴で無心……窓か!」

悠「よーしよしよし、よーしよしよし、うちの娘は本当にかしこいなー!」

六花「親ばかだ」

ともき「違う違う、バカ親だよ」

悠「あ゛ぁぁぁ?」
ぎぎぎぎっ

ともき「それハマってんのか」

六花「ところで何で窓?」

ゆうな「穴の下に片仮名のム、漢字の心、ム心を書くと窓になるでしょ?」

六花「ほむほむ。なるほどー」

むにむにむにむに
ゆうな「つつき過ぎ」
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