ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅲ】2

ーラスタ・ラヴ(9/5/夜)ー

悠「魚が美味い季節になってきたな」

ゆえ「さかな、ふぃしゅ、すかいふぃっしゅ……!」

悠「それはユーマだ」

ゆえ「おねえちゃん……?」

悠「それはゆうな」

ゆえ「わらっていいよ……?」

悠「はははは!あーっははははっ!」

ともき「なんだその無茶苦茶なやりとり」

悠「世間一般でいう家族サービスだ」

ともき「サービスの意味がちげぇ」

ゆえ「ちげなべ……?」

ともき「腹ペコか!」

ゆえ「はい……」

悠「おかしいなココイチでカレー食べたよね?」

ゆえ「おいしゅうございました……」

悠「お腹は?」

ゆえ「すいてます……!」

ともき「底なしだな」

悠「すいません、どなたか食べるものをお持ちの方!!」

碧「フルーツならあるけど」

ゆえ「いただきます……」

金剛「高カロリーバーならあるぞ」

ゆえ「いただきます……」

氷室「ビーフジャーキーで良ければ」

ゆえ「いただきます……」

ともき「全部食っちゃってるよ」

悠「超可愛いだろ」

ともき「バカ親」

金剛「良かったら全部食ってくれ」

ドサドサッ
ゆえ「ひゃっはー……!」

氷室「軍事用の物ですね。しかも……1個あたり約2.3oz(65g)で、600Kcalもある。超ハイカロリー」

金剛「柏から渡されたんだが……どうもこういう甘ったるいのは苦手でな。存分に食ってくれ」

ゆえ「いえっさー……」

悠「柏なんかに付き合うから変なもの食わされるんだぞ。後頭部を斧かなんかでぶったたいて縁を斬れ」

ともき「それで斬れるのは頭か首だろ」

悠「……にっ」
スッー

ともき「アルカイックスマイル(※)で殺れのジェスッチャーするな」

※顔の表情は感情表現を極力抑えている中で、口元だけが微笑みの形を伴っていること。

悠「こほん、さて小鳥遊クイズだ。ある駐車場には1~10までの数字が書いてある駐車スペースがあります。その10個の駐車スペースのうち1つだけ、車がとまれないスペースがあります。さて何番の駐車スペースでしょう?」

金剛「10だろ」

悠「ほう即答だな。理由は?」

金剛「10(とぉ)まれん」

悠「考え方は良かった」

ともき「考え方は間違ってないです。」

氷室「考え方はそれでいいですね」

金剛「俺以外は分かってるのか?!」

ゆえ「むぐむぐくるまふぁくぅーひふぁほまふえふぁい……」

金剛「なに?」

悠「食べるか喋るかにしないさい」

ゆえ「んーもぐもぐもぐもぐ……」

悠「そっちだと思った♪」

ともき「いや、突っこめよ」

氷室「車は急には止まれませんよね。」

金剛「……あ、9には止まれないか!」

悠「美味しいか?」

ゆえ「うめぇ……」

金剛「おい」

ともき「ええ、正解です。どうぞ、アレの後頭部を斧とかで殴ってください」

悠「やめて!おれの頭を割ってもアテネとか生まれないから!」
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