ｰラスタ･ラヴ(9/3/夜)ｰ

悠「う～む……」

ともき「どした。なにくだらないことで唸ってる?」

千夜「聞くまえからくだらないこと確定か」

ともき「確定だ」

悠「新が落ち込んでるからどう元気づけようか悩んでてな」

ともき「新に謝っといてくれ」

千夜「それでも悠には謝罪なしで通すんだな」

ともき「謝ってもらう事はあっても謝る義理はない」

悠「微レ存あるだろ!」

ともき「なに」

千夜「ビレゾンってなんだ?」

悠「微粒子レベルで存在する」

千夜「アホか」

悠「愛すべきバカだよ」

ともき「自分でいうな」

悠「誰も言ってくれないから自分でいうしかないだろ?」

千夜「何だろうなコイツ」

悠「愛すべきバカ」

千夜「……」

ビュバッ!
ガッ!
悠「根性受け!」

ともき「普通につま先が側頭部に直撃してたように見えたけど?」

悠「…………ちょっと今話しかけないで……すごく痛い……あと吐きそう。うぇ」

碧「やめろぉぉ!」

千夜「本気で蹴ったからな。普通なら死んでるはずなんだが……」

ともき「あいつの頭蓋骨って本当に骨なんだろうか」

千夜「合金かなんかじゃないかと疑ってる」

悠「……ふぅ、よし落ち着いた。やめろよな!頭蹴るとか死んじゃうだろ!」

千夜「死にぞこないだろ」

悠「えらいいわれようやないけぇ!あぁん?!」

雲水「がははは!死にぞこないはよかったな!」

悠「うわぁ!お、鬼だ!」

雲水「いかにも鬼だが?」

悠「あ、はい」

ともき「なんだ今のやりとり」

千夜「知らん」

雲水「けど、今の蹴りはよかったぜ。おっさんの目から見てもな」

千夜「どうも」

雲水「でも大振り過ぎるし頭を狙うのは古い、狙うなら首だ。首。確実にやれるからな!」

悠「頭でも十分危険でしたけど!」

ともき「やだもうこのバイオレンス空間」

悠「じやあ、空気を変えて小鳥遊クイズ!36台もの車を所有しているが、使わずに眠らせているという大金持ちは誰?」

ともき「別段変わってない」

悠「変わってるでしょ?!」

雲水「車が36台寝てるからカーネルサンダースか?がははは!」

悠「……」

ともき「車寝る36台、カー寝る3ダース、カーネルサンダース……なるほど」

千夜「正解なのか?」

悠「おっさんは実はとてつもなく頭が切れるタイプなのか?」

雲水「ただの勘だ」

悠「(゜.゜)」

ともき「面白い顔になってるぞ」

千夜「潰してぇ……」

雲水「面目はさきにオレが潰しちまったけどな!がははは!」

悠「最後の最後まで!!」

ともき「普通に上回られてるな」

千夜「こうじゃないとコイツの相手はつとまらないんじゃないか?」

ともき「なるほど」