ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅲ】2

ーラスタ・ラヴ(8/23/夜)ー

悠「夜が蒸し暑い。お陰で寝不足だ」

鈴猫「分かる」

ともき「いや、鈴猫さん。それは違いますよ」

鈴猫「え?」

ともき「コイツは、蒸し暑くて眠れない。なら起きていようそうだゲームしようゲーム。ああ、朝になっちゃった。お陰で寝不足で眠い……っが、全文です」

悠「ふっ」

ともき「なんで鼻で笑ってるんだこのすっとこどっこいが」

悠「すっとこどんとこい?」

ともき「お前の顔の横に着いてるのはなんだ?」

悠「耳だが?」

ともき「人間の耳はな話を聞くために着いてるんだ。使えない耳なら引き千切って銀紙でも張っとけ」

悠「夏だから耳なし方一か?」

ともき「会話のキャッチボールをしろ!」

悠「シリトリか?」

ともき「……」

悠「……」

ともき「夏休みの宿題しろ」

悠「うわっ、うわぁぁぁぁ!」

鈴猫「えぇ……苦しみだした」

悠「うわぁぁぁアンモナイト!」

ともき「現実逃避すんな」

悠「現実逃避、更に逃げだしたい現実をひとつ増やす行為」

鈴猫「なにそれ?」

悠「ひねくれた考え方が今ブームなんだ」

ともき「お前はひねくれかえってるだろ」

悠「失礼な!おれは素直だ!素直だから鈴猫のヘソを舐めたい!」

鈴猫「そういう素直はいらない///!」

ともき「お前の口は何のためにあるんだろうな」

悠「キスするためかな」

鈴猫「きゅん……///」

ともき「うるせーよバカ野郎。そんなんで誰がドキッとする」

鈴猫「コホン、コホン」

悠「口、心の出口」

崇「ほう、なら唇は?」

悠「唇、口の上下の縁の部分で、ある行為をするにあたり重要な器官。 つまりやはりキスすために口はある」

ともき「うるせーっての」

鈴猫「じゃあ、キスは?」

悠「Kiss、舌先の格闘技」

崇「なるほど……一応理にはかなっているな。人として間違ってるかどうかは別として」

悠「なんだと!」

ともき「もうその考え方を自由研究にしてしまえ」

悠「まだしなくても大丈夫だ。」

鈴猫「けど、もう八月も終盤なんだけど……」

悠「底力っていうのは最後に発動するものだろ?」

崇「底力、最後の最後まで、いざというときですら表に出ない、伝説の力」

ともき「上手い」

悠「なんでおれは褒められなくて崇のは褒められるんだよ!!ムキー!こうなったら小鳥遊クイズだ!」

ともき「なんでだよ、お前はワギャンに出てくるボスキャラか。その無茶苦茶な絡み方」

悠「次のように時刻を聞かれた、さて何時?」

【キョウノョガノニナルノハナンジ?】

鈴猫「んーと……こういうのはひらがなに直して……「きょうのょがのになるのはなんじ?」「今日のょがのになるのは何時?」」

崇「……」

悠「考えてるか?」

崇「いいや」

悠「正直だな!この野郎!」

ともき「「ょ」が「の」になって「きょう」が「きのう」、今日が昨日になる時間は……」

鈴猫「0時!」

悠「正解!ご褒美に……」

鈴猫「ご褒美に?」

悠「……」

鈴猫「……」

ともき「なにも考えてないのなら喋るなよ」

悠「てへっ♪」

崇「まぬけが」

悠「まぬけ、あかさたなはやらわみむめも」

鈴猫「……「ま」抜け?」

悠「そうだ!」

ともき「お前はホント色々と残念だな」
4/100ページ
スキ