ー談話ーラスタ・ラブへようこそ~【Ⅰ】3

ー焼肉屋鉄ー

金剛「豆腐とアサリのチゲおまたせしました。小分けする場合は此方の小皿をお使いください。」

悠「店員口調乙」

金剛「次からは普通に喋るからな。」

悠「あぁ、構わんよ。」

美喜「あ、これ、アサリのダシがいっぱい出てる…おいしー」

悠「スープが済んでて思ってるより辛くないしな。」

澪「この豚トロ、絶品なんだけど…どうなってんだこれ?」

千夜「塩ダレが反則だな。」

悠「レモン塩もお勧めだぞ。」

拳二「牛も追加しろ。」

悠「じゃあ……壺漬けカルビと特選和牛ロース皿盛り追加で」

金剛「いいけど、量多いぞ」

悠「ダイジョブだろ。」

金剛「そうか。じゃ、ガンガン持ってくるからな。」

拳二「おぃ、ちょい待ちな兄ちゃん」

金剛「はい?」

拳二「この海鮮焼きってどんなんだ?」

金剛「イカ、海老、ホタテ、サザエなんかだな。あとオススメはマグロのほほ肉の串焼きとか酒にあうよ。」

拳二「んじゃ、マグロ串焼き持ってきてくんな。」

金剛「へい。」

拳二「悠、いい店だなここぁ」

悠「ここいらの焼肉屋ならここが折り紙つきだ。」

澪「秋葉原って焼肉屋が意外と多いよな。」

悠「焼肉街道みたくなってるからな。電気屋関連が固まってるのと同じだろ。」
千夜「店ってのは何でか近くに似たようなのが出来るからな。」

戌塚「そうなのかだぞと」

千夜「お前…マジか?」

戌塚「だぞと?」

紅「いや、千夜ちゃんの店の近くだってラーメン屋多いだろ。光麺とか…」

戌塚「言われてみればそうだぞと」

千夜「時々お前の能天気が腹立つのを通り越してすげえと思うぞ……」

戌塚「いや、はは、照れるぞと」

千夜「……(アホ)」

拳二「……(頭わりぃな)」

紅「……(あらら…)」

美喜「……(残念な頭ね)」

澪「……(これは素かボケか……つっこみ入れるべきなのか?)」

悠「をぃ、皆して俺を見るなよ。……わーったよ!戌塚、誉めてないぞ。」

戌塚「マジかだぞと!」

千夜「戌塚、もういいから…肉焼けたぞ食え。」

澪「わぁ…慰めるように優しい声だ。」

美喜「野菜も食べさせた方がよくない?ていうよりDHCの多いマグロの目玉とか…。」

戌塚「目玉なんか食いたくないぞと!」

千夜「それにもう手遅れだ」

戌塚「酷いぞと!俺だって丸っきりバカって…」

千夜「無理だ。お前は無理だ。」

澪「うわ、言い切った。」

戌塚「うぅ~…アニキ~」

悠「俺に振るなよ。ほら、ハラミ焼けたぞ。」

澪「あ、こっちのタン塩も大丈夫だ。」

美喜「はい、豚トロよ。」

拳二「あ~…なんだ、追加頼め。な?」

戌塚「お?お?ありがとうだぞと」

悠「お前ら優しさが痛々しいぞ。…って気づいてねぇよ」
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