ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅲ】

ーラスタ・ラヴ(8/5/夜)ー

悠「スタンドバイミーどらえもんのCMしてるじゃん」

ともき「してるな」

悠「あれはドラえもんて言う自動型スタンドってカミングアウトの話しだよな?」

ともき「本当に何でもスタンドに括りつけるのやめろ」

悠「WRYYY!」

崇「お前はああいうのも見るのか?」

悠「WRY?」

ともき「それで会話するな」

崇「アニメが好きなんだろ」

悠「好きだけども……ドラえもんはわざわざ映画館に見に行くほどではないな。ノブヨさんじゃなくなってからは一度も見てないし」

ともき「そこかよ」

悠「ライダーは昭和、ドラえもんはのぶよ、刻むぞ血液のビート」

ともき「最後なにか違うの混ざってたぞ」

悠「WRYYYY!」

崇「楽しいのか……それ?」

悠「超越できる気がするんだよ」

ともき「人間をやめてるって意味だったらもう超越してるだろ」

悠「どういう意味だ?」

ともき「そのまんまの意味だよ」

悠「WRYYYYY!」

ともき「うっさい!」

梔「元気やねぇ。」

悠「元気リンリン!君の未来へコレをもっていけ!PLUCK(勇気をっ)!……って、わーっ!!」

梔「?」

ともき「ど、どうも」

梔「おばんどす。はい、お近づきの印にこれどうぞ」

ともき「……マンゴー?」

梔「えぇ、はい。どうぞ」

崇「どうも」

悠「梔姉さん……いつのまにそしてなんでマンゴー?」

梔「いっぱい収穫でけたんで持って来たんどす」

悠「あー……ついには南国フルーツにまで手を出しましたか……」

梔「ええ感じに熟れとるんで冷蔵庫で一時間ほどひやして召し上がってや」

ともき「ありがとうございます」

崇「手広くやっているんだな」

梔「手広ぉなんて趣味の延長どすえ」

悠「趣味の延長で完熟マンゴー作りだす事実」

ともき「いや、お前も趣味の延長でスイカ畑をひとの家の庭まで侵略してるだろ」

悠「何いってるんだ隣は空き屋だよ」

ともき「本気で窈さん泣くぞ」

梔「スイカもええねぇ。」

悠「いいですよね。割って良し、切って良し、振って貫いてよし」

ともき「振って貫いてどうやって食うんだよ」

悠「その穴から吸うんだよ中身を」

ともき「もうなにもいうまい……」

悠「それでは、小鳥遊クイズ!世の中には、表と裏が一緒に見れる不思議なモノあるという。それはいったい何?」

梔「メビウスの帯やろか」

悠「た、確かに表と裏がいっしょに見える」

梔「クラインの壺とか」

悠「クイズです。クイズですから」

ともき「野球のスコアボードか?裏と表の得点が見れる」

悠「正解!」

梔「あぁ、そうかぁ。メビウスの帯とは違うんやね。」

崇「そもそもメビウスの帯ってなんだ?」

悠「表と裏が一体になってるものだ」

崇「……正解じゃないのか?」

悠「いや、まぁ、ある意味正解なんだけどな……」
86/100ページ
スキ