ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅲ】

ーラスタ・ラヴ(8/4/夜)ー

神姫「酷い雨だわ」

崇「雨にも濡れるいい女じゃないか?」

神姫「私は雨なんかに濡れなくてもいい女よ」

崇「くくくっ」

悠「……なんだあの王様と姫様は」

紅「王様と姫様」

悠「あれ、ブーメラン?トマホークブーメラン?」

ともき「いつトマホークがついた」

悠「トマホゥゥゥゥゥクブゥゥゥゥゥメラン!!」

ともき「言い方を指摘したわけじゃねぇ!!」

神姫「トマホークで割られたいの?」

悠「どこを?!」

紅「股間」

ともき「股間」

崇「本体をだろ」

悠「誰の本体が股間だ!!」

摩耶「股間が本体なのか寄生獣みたいな感じなのか」

悠「右手のミギー、顎のジョー、股間のポンチか?」

神姫「無寸龍剄」

トッ…ドンッ!
悠「内臓(なか)はらめぇぇ!ごぶぁっ!!」

ともき「汚い」

悠「げへげへっ……は、吐かなかっただろ…」

摩耶「……無寸」

トッ……
悠「やらせない!!」

摩耶「……えへっ♪」

悠「いやいや、微笑んでるけど!」

神姫「残念。是非みて見たかったのに」

悠「なんでやねん!」

神姫「どれほどの発剄か気になったのよ」

悠「おれで確かめるんじゃないですよ!!」

摩耶「でも、悠君だったら何割かの確率で無効できるでしょパリィで」

悠「剣装備してないし!完全に触れられてるのにパリィできるか!!」

崇「俺から見たらその奇妙な技術が不可思議にしか思えない」

紅「触れるだけでドンッですもんねぇ」

摩耶「正確に言うと体重移動とか色々としてるんだけどね。」

悠「触れてドンはお前も同じだろ」

崇「ふっ」

ピッ……はらはら
悠「……」

ともき「前髪が何本か散ったな」

悠「ひぃぃぃ!」

崇「……ミスったなこめかみを軽く削ぐつもりだったが俺も歳かな」

崇「崇さんが歳だったら世界中の人間の大半が老衰してますよ」

神姫「どんな例えなんだか」

悠「っか、おれすっごい怖いことされかけたんじゃね?!」

アリス『ふふふっ』

悠「死神が微笑んでるし絶望しかないのかここ!!」

ともき「落ち着け」

摩耶「悠君、悠君、覚悟が?」

悠「明日「死ぬ」と分かっていても「覚悟」があるから幸福なんだ!「覚悟」は「絶望」を吹き飛ばすからだッ!」

神姫「物理的に吹き飛ばしてあげましょうか?」

悠「だが断る!この小鳥遊悠が最も好きなことはひとつやられるというフラグをへし折ってやることだ!!」

神姫「ああそう」

バシンっ!
悠「ぶべらっ!」

ともき「結局駄目だったな」

紅「~~!!」

崇「くくっ」

摩耶「やれやれだね。」

悠「っ……あ……」

ともき「ん?なに?大佐と中佐と少佐それに大尉と少尉が、やっと戦場から帰還するという時、敵に捕まってしまいました。さて、どうして?……むしろ、どうしてそこまでしてクイズを出した」

悠「うっぅぅ……」

摩耶「注意が足りなかったんだね。」

崇「指揮官がまぬけだったということか?」

神姫「違うわよ。中尉、つまり注意がたりてなかったのよ」

崇「ふむ、そういうことか」

悠「ぐふっ…」
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