ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅲ】

ーラスタ・ラヴ(8/3/夜)ー

悠「少し土砂降りすぎやしませんかねぇ」

ともき「俺に尋ねられても困る」

悠「だってめちゃめちゃ雨降ってるべ?」

ともき「だから俺に言われても知らんての」

悠「雨女の仕業か……」

ともき「雨女に知り合いがいるのか?」

悠「いるの?」

ともき「質問に質問で返すんじゃねーよ。しかもオウム返しに」

悠「秘剣ツバメ返しはあるのにオウム返しってないよな」

ともき「どういう剣技だよ」

悠「やられた技をやり返す」

ともき「つまり一回やられてるんだよな。その場合」

悠「うん。」

ともき「それだったら斬られてんじゃん」

悠「……」

ともき「……」

悠「ごめん、ちょっと何いってるか分かんない」

ともき「頭になんか寄生されてるんじゃないかお前」

悠「寄生獣がアニメ化するからって今さらコミック買いだすやつがいるんだよな」

ともき「それは知らんけど」

悠「おれなんてジョジョがアニメ化する前からコミック買いそろえてるんだぞ」

ともき「知ってる」

悠「しかも、コミック、文庫コミック、完全版で揃えようとしている」

ともき「それは無駄遣い過ぎる」

悠「おれの中のゴーストが囁いたんだよ……」

アリス『フリルの着いた赤いドレスが欲しい』

悠「フリルの着いた赤いドレスが欲しいって……え?」

ともき「変態か?」

悠「今のは些細な行き違いだ」

氷室「赤いドレスがですか?」

悠「えぇ、赤いドレスがです」

アリス『青ばっかりじゃ飽きるもん』

悠「青ばっかりじゃ飽きるそうなんですよ」

ともき「何がだよ」

悠「ゴーストが」

福太郎「では、あえて悠さんの趣味で……迷彩柄のドレスなどはいかがですか?」

悠「やだソレ、かっこいい」

アリス『ねーよ』

悠「めっちゃ低い声でねーょって言われました」

ともき「ちょっと待て、お前さっきからなんか会話がおかしくないか?」

悠「おかしけりゃ笑え」

ともき「……」

ゲシッ!
悠「あうちっ!」

氷室「あははっ」

ともき「いや、氷室さんも笑わなくていいですから。蹴っていいですから」

悠「蹴られるのが嫌なので小鳥遊クイーズ頭の良い人、優しい人、お金持ちの人の3人が、槍投げをしました。槍が一番飛ばなかったのはどの人?」

アリス『えい、えいっ。』

ゲシッゲシッ
悠「くるぶしとかをつま先で蹴らない」

氷室「優しい人が飛ばなかったんじゃないですか」

悠「ほう、理由は?」

氷室「万が一人に刺さったりしたらと思うと怖くて怖くて」

悠「優しさゆえの妄想?!」

氷室「まぁ、冗談ですけどね。」

ともき「わ、分かりにくい…」

氷室「優しいとはつまり「思いやり」がある。重い槍……だったからですね。」

悠「イエス、アイアム!」

ともき「いや、お前は重い槍ないだろ」

悠「あるよ!蜻蛉切りとか!」

ともき「物理的に重い槍があるのもおかしい」
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