ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅲ】

ーラスタ・ラヴ(7/17/夜)ー

海「暑いわぁ」
ぐでぇー
悠「だったらひとに貼りつくのやめろ。おれも暑い」

翡翠「……」
すりすり
悠「……」

海「ちょい待て!なんで翠にはなんもいわんねん?」

悠「なにが?」

海「めっちゃすりよっとるやろ!」

翡翠「…すりよってない…」

海「あらまっ!この娘はいつからそんな嘘つきさんになったんや!」

星凪「ま、まぁまぁ」

ともき「楽しそうだな」

悠「おれ「が」じゃなくてコイツらがな」

海「夏はうちの季節やしな!」

悠「なるほど……おれもだ!」

海「ビバ夏!」

悠「ブラボー夏!」

ともき「お前も十分楽しそうだよ」

悠「しかし、子供って分からんな」

ともき「なにが」

悠「例えばこの三人はこうやって暑がりながらも行動してるけど……真桜なんて越夏のためか半引きこもりだぞ」

翡翠「…えっか?…」

星凪「は、初めて聞きました」

ともき「コイツの造語だから覚えなくていいよ」

悠「ただ、春夏秋冬とわずこうして眠り姫なのもいる」

白巳「しゅぴぴっ……」

ともき「猫を掴むように摘むな」

悠「蛇のように持とうか?」

海「蛇持つ時はどうもつん?」

悠「噛まれないように口の左右を頭の後ろから無理矢理開かせつつ掴んで、逆の手では暴れないように尻尾の辺りを掴む」

ともき「やめろ」

悠「ちなみに毒蛇と対峙したらとにかく静かに距離をとる。ヤツらけっこう食いついてくるから」

海「しろみんも食いついてくるん?」

悠「んー、吸いついてくるかな」

海「なにそれエロい」

ともき「コラ」

白巳「んゅ…」

星凪「か、かわいい…」

悠「っても、たいして歳変わらんだろ」

星凪「…あせかいてる…」

悠「寝汗はかくんだよな。」

海「舐めとるん?」

悠「おれを何だと思ってる」

海「うちのこともちょっとくらいやったら舐めてもええんで?」

悠「このエセ関西弁」

海「そっちの舐めるとちゃうし!それはもう舐めいうかケンカうっとるやろ!」

ともき「あ、そこ怒りのポイントなんだ」

海「こんだけ傷つけられたんやから責任は取ってもらうで」

悠「ほら、マヨネーズドロップやるから機嫌直せ」

海「気分悪なるわ!」

悠「じゃあ……妖怪メダル」

海「あ、欲しい!」

翡翠「…ほしい…」

星凪「ほ、欲しいです」

ともき「食いつきいいな?!」

悠「今は妖怪ウォッチが低学年生に流行ってるんだよ。あと一部の大きな上級生」

ともき「大人って言え」

悠「じゃあ、クイズに正解したらやるよ。維新の志士、西郷隆盛は好き嫌いなく何でも食べたそうですが、シメの料理はこれと決めていたそうです。さて、それはなに?」

海「どんぶりもん!」

悠「なんで?」

海「西郷どんやから!なんかどんぶりもん!」

悠「ぶー」

ともき「ほぼ正解なのが非常におしいな」

海「ほぼ正解?」

悠「翡翠、リピートアフター西郷どん」

翡翠「…さいごうどん…」

星凪「あ、えと……最後うどん?」

悠「正解!コングラチェーション!」

わしゃわしゃわしゃわしゃ!
星凪「あぅ、あわわわっ」

翡翠「…むぅ…」

海「さて、ほんなら妖怪メダルかもん」

悠「ほら」

じゃらららっ!

ともき「多いな?!」

悠「ゲーセンで大量に取れたんだ。禅に売ろうかと思ったけど……まぁいいかなって」

ともき「転売房とか言われ出しそうだな」
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