ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅲ】

ーラスタ・ラヴ(7/16/夜)ー

悠「ステンバーイ……ステンバーイ…………ファイヤ!はぐっ!」

ともき「ピーナツくらい普通に食べれないのか」

悠「これ、カシューナッツ」

ともき「あー、はいはい、すいませんね!」

悠「よきにはからぇ」

ともき「……」
イラっ

神姫「器用なものね。どう投げても口でキャッ出来るの?」

悠「まぁ、故意的にめちゃくちゃな方に投げられなければ」

神姫「ふーん……ほいっ」

ひゅっ
悠「はぐっ!」

神姫「あら、ホントに上手。はい」

ひゅっ
悠「あむ!」

神姫「上手い上手い……はいっ!」

ビュッ!ガスっ!
悠「め゛っ?!」

ともき「うわぁ……」

神姫「イラっと来たらぶつければ良いのよ」

悠「目が!右目がぁぁ!」

ともき「あんなピンポイントで目は狙えないですけどね」

神姫「コントロールつけなさい」

ともき「そういう問題でもないんだけど……」

雲水「よぅーすっ!」

京「こんばんわ!……って、悠、なにしてるんだ?床転がって」

雲水「五体投地だろ」

※:五体投地(ごたいとうち)とは、五体すなわち両手・両膝・額を地面に投げ伏して、仏や高僧などを礼拝することである。仏教において最も丁寧な礼拝方法の一つとされ、対象への絶対的な帰依を表す。日本では、主に下記の宗旨で行われる礼拝方法。

京「そうか」

ともき「納得しちゃったよ」

悠「どう見ても苦しんでるだろ!」

神姫「まるで焼けたアスファルトで焼け死んでいく芋虫のようね」

悠「キシャー!」

神姫「……」

バスッ!
悠「ひだりめ゛っ?!」

京「神姫姉!」

神姫「食べさそうとして手元が狂ったのよ」

雲水「がはははっ、食べられなかった小僧が悪いなッ!」

悠「おれは悪くねぇ!!」

碧「俺にいうな、向こうだ向こう」

悠「ふーふー!」

京「悠、はい、おしぼり」

悠「優しいなぁがりゅーは。ホント、お前だけが味方だよ」

京「うん!己は悠の味方だ!」

ともき「まぁ、敵を作ってるのは自業自得なんだけどな」

神姫「まったくだわ」

雲水「がはははっ。男はそうでなくちゃいけねぇ。若いうちはやんちゃも無茶もし放題なんだからな!」

神姫「おじ様は今もそうなのでは?」

雲水「そんなこたぁねぇぞ。がははははははっ!」

ともき「大爆笑って……」

悠「それでは、小鳥遊クイズの時間です。A、B、Cの3種類の本があります。この3つの本の中で一番評判がよく面白い本がCだそうです。でも本屋によるお客たちは必ずAの本を買っていきます。なんででしょう?」

京「Aの本が欲しいからじゃないのか?」

悠「いや、まぁ、そうなんだけどね。」

ともき「まぁ、そうだな。」

神姫「ABC、またはACが続きものなんでしょ。上巻中巻下巻、上巻下巻で」

悠「正解!」

京「なるほどなー!神姫姉すごい!」

神姫「そうでもないわよ」

悠「それでは、第二問ちょっと会わなかった間に、10歳になっていた動物がいます。その動物とはコアラ、ヒツジ、ライオンのうちどれ?」

雲水「がはははっ。こいつは簡単だ!ライオンだろ!」

京「ライオンなのか?」

悠「理由は?」

雲水「猛獣、もう十になってたんだろぉ。」

悠「……ちっ、正解だ」

ともき「今舌打ちしただろ」

京「おぉ、雲水凄い!」

雲水「がはは。軽い軽い!」

神姫「はぁ」

ともき「悠、呆れられたるぞ」

悠「なんで?!」
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