ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅲ】

ーラスタ・ラヴ(6/28/夜)ー

悠「サウナ行きたい……」

拳二「お前ぇしぶいな」

悠「おれは昔から温泉大好きっ子だ」

アリス『覗けるから』

悠「YES!じゃねーよ!」

ともき「なにいってる」

悠「大きなひとりごとだ」

拳二「大きなひとりごとといえばよ……」

悠「お前は声がでかいからな」

拳二「ちげぇよ!話聞けや。」

悠「(゜.゜)」

拳二「……よし!」

ともき「いやいや、そいつの顔は話しを聞く顔じゃないですよ?!」

拳二「まぁ、静かにしてるしいいんだよ。そんで、この前定食屋にはいったんだよ」

悠「(゜.゜)」

ともき「確かに静かだ……」

拳二「そしたらよぉ、昼時で込んでたからおっさんと相席だったんだ。まぁ、それはいいんだけど、そのおっさんが「あー、サバね。サバは今安いもんね。」とか「小骨が多いなぁ」とか話しかけてくるから、俺ぁも適当に返事してやってたんだが、先に食い終わって妙な顔して出ていったんだよ」

ともき「妙な顔して?」

悠「ヤクザに絡まれて怖かったんじゃないのか?」

拳二「違ぇよ。俺ぁもその態度に首かしげてっと、そこの店主のオヤジが「あれ、ひとりごとだよ」っていってきたんだよ。大きなひとりごとだと」

ともき「あぁ……いますね。そういうひと」

悠「そういう話しなら、おれもあるぞ」

拳二「いってみろ」

悠「学校でさ、廊下歩いてたらおはようって声かけられたからおはようって返してやったら、おれに言ったんじゃなくて携帯で話してやがったんだよ」

ともき「あぁ、ちょっと恥ずかしい勘違いだな」

悠「あの時はぶん殴ってやろうかと思った」

ともき「それはやりすぎだ」

拳二「ああいうのって妙に頭に残るよな」

悠「恥ずかしい思い出ほど残るもんだ。中二病行動とか」

ともき「あるのか?」

悠「おれは恥ずかしいと思ってないから」

ともき「重症だ」

悠「へっへーん!」

拳二「なんで勝ち誇ってる」

悠「ジョースターの血統だからかな」

ともき「小鳥遊の血統だろ」

悠「……気のせいだ」

ともき「なんの気だよ」

悠「雰囲気」

ともき「うるせぇバカ野郎」

悠「それでは小鳥遊クイーズ!」

ともき「それではじゃないだろ…」

拳二「よぉーし、今日こそ当ててやらぁ」

悠「「A:肩(かた)、馬(うま)、板(いた)、臼(うす)、城(しろ)」「B:肘(ひじ)、牛(うし)、丸太(まるた)、杵(きね)、街(まち)」Aに有ってBに無いものはなんだ?」

拳二「タカウマ……」

ともき「肩、馬ですよ」

悠「まず問題を覚え切れてねぇぞ」

拳二「ちょっと待て、何かに書け」

悠「子供か……ほら」

A:肩(かた)、馬(うま)、板(いた)、臼(うす)、城(しろ)

B:肘(ひじ)、牛(うし)、丸太(まるた)、杵(きね)、街(まち)

拳二「………………」

ともき「垢(あか)にあって、淀(よどみ)にはないな」

悠「そうそう。魔(ま)にあって邪(じゃ)にはない」

拳二「…………あ、やべぇ。頭使い過ぎて吐きそうだ」

ともき「えぇ?!」

悠「そんな難しくないだろ……」

拳二「もういい、答えはなんだ」

悠「「い」」

拳二「あ?」

悠「最後に「い」がつく言葉がある方と無い方だよ」

拳二「硬い、美味い、痛い、白い、赤い、枚……おー!」

悠「お前は国語からやり直せ」
48/100ページ
スキ