ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅲ】

ーラスタ・ラヴ(6/25/夜)ー

悠「…………」

拳二「よぉす!」

Warning!警告!Warning!警告!

悠「……」

拳二「な、なんだぁ?!」

悠「悪臭警報だ。」
ピッ…

拳二「拳骨か、ぶん殴られるかどっちがいい」

ともき「どっちも同じなんじゃ……」

拳二「拳骨は振り降ろす。ぶん殴るはぶん殴る、だ」

悠「……」
ピッ
Warning!警告!Warning!警告!

拳二「だからなんだよそれ!」

悠「Warning装置。スイッチ一つでWarning!警報が聞けるすぐれものだ」

ともき「どこでそういう無駄なおもちゃ買うんだ…」

悠「どうぐ屋とかかな」

拳二「無駄遣いしてんのは勝手だけどよぉ。金は払ってもらうぜ?なぁ?」

悠「……」
ピッ
Warning!警告!Warning!警告!

拳二「それやめろ!」

アリス『おしりが?』
ピッ
Warning!警告!Warning!警告!

悠「コラ!妙なことをいってから押すんじゃありません!」

アリス『ふふっ、ふふふっ』

拳二「……アイツ、壁に向かって話しかけてるぞ」

ともき「……暑いからついに脳が」

悠「おれの脳はピンクでツルツルだよ!!」

ともき「脳としてはもう機能してないってことだろ」

悠「大丈夫だ。足りない分は勇気で補う」

真桜「どこの勇者王だ、なの」

悠「おお、真桜やっと来てくれたか」

ともき「真桜ちゃん、大丈夫なの?今日もそこそこ暑いけど」

真桜「クーラードリンクゼリー食べてアイヌの涙を身体に塗ってあるなの」

悠「常人がやったら凍え死ぬだろうな……。」

真桜「ほら、そこの類人猿。金なの」

拳二「おっ、ひぃふぅみぃ……よし、毎度あり。それにしてもなんで嬢ちゃんが?」

悠「家に忘れてきたから持ってきてもらっただけだ」

真桜「廊下に札束が入った封筒が落ちてるとか舐めてるなの」

ともき「忘れたんじゃなくて落して来てんじゃないか」

悠「…………」
ピッ
Warning!警告!Warning!警告!

ともき「うっせぇよ!」

真桜「コイツは色々となめてるなの。もし狸ジジイとかが拾ってたら返ってきてないなの」

悠「自宅で盗っトドが居るようなもんだもんな」

ともき「なんだその珍獣」

悠「風来のシレン参照」

拳二「ま、俺ぁ払うもんさえ払ってもらえりゃぁ、ソレでいいんだがな」

真桜「やれやれなの」

悠「ひゃひゃひゃ、助かったよ」

真桜「笑い事じゃねーなの」

アリス『この雄豚!』

悠「誰が雄豚だ!」

真桜「なんもいってねーなの。性殖鬼」

悠「いえい、余計悪化した!!ところで、小鳥遊クイーズ!黒い犬と白い犬がいます。おとなしくて全然吠えない犬はどっちでしょう」

拳二「黒い犬だろ」

悠「なん、だと……?」

拳二「お前の家のバロンは全然吼えねぇしな」

悠「あぁ、良かった。いつものバカ(拳二)だ」

真桜「本音と建前が逆になってるぞなの」

ともき「まぁ、でも黒い犬で正解か」

拳二「……なぁ、どしてだ?」

ともき「「黒」と「犬」っていう字を足したら「黙」って字になるでしょ」

拳二「黙……どんな字だっけか?」

真桜「ドン引きなの」
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