ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅲ】

ーラスタ・ラヴ(6/23/夜)ー

悠「…………ぬるい」

ともき「は?」

悠「暑すぎず、しかし涼しくはなく、湿度もある……ぬるい!」

アリス『下着の中みたいに?』

ともき「は?」

悠「ナンデモナイヨー」

炎銃「変態が」

悠「おれじゃないのに……」

崇「しかし、ぬるいのは確かだな。気分のいい気温じゃない」

悠「まったくだ……蛞蝓も沸くし」

崇「そんなものに怯えてるお前が分からない」

悠「怯えてるんじゃない、嫌い、大っ嫌いなだけだ。」

ともき「一緒だろ」

悠「一緒じゃない。嫌いでも柏みたいなのだったらぶっ飛ばしたらいいけど……蛞蝓は危険すぎる」

ともき「それは怯えてるっていうんだよ」

悠「あるぇ?」

崇「ムカデや蜂のように噛んだり刺したりしてくるわけでもないのに怯えるのが分からん」

悠「存在が毒々しいんだもん」

炎銃「お前だって性病の塊りだろ」

悠「おい、それは流石に怒るぞ」

炎銃「あ?」

悠「おれは性病はもってないしもらってない!」

ともき「大声で叫ぶな!」

炎銃「ド変態が」

アリス『マゾヒスト!雄豚!』

悠「だれがマゾヒストの雄豚だ!」

ともき「誰もそこまでいってねーよ」

炎銃「自覚があるんだろ」

崇「……」

悠「(崇はうすうす気づいてるな)それじゃあ、小鳥遊クイーズ!ラフな服装の人と、正装した人がそれぞれ別の森に入りました。果物の木がある森に入ったのはどっちの人?」

炎銃「崇さん、夏になったらどっかいきませんか?」

崇「本郷に車を用意させて海か山にでも行くか?№sで」

悠「……チラッ」

碧「こっち見んな」

悠「……」
スッ

ともき「太股に手を置くな!意味が分かんないし!」

悠「無視されて辛かったの~」

ともき「だからって行動の意味が分からん」

悠「ひとの温もりを感じたくて…」

ともき「サウナにでもいってろ」

悠「そんな野郎の熱気しか感じないだろ」

ともき「ひとの温もりだろ」

悠「感じたくないわ!そんな汗臭いの!」

ともき「しらねぇよ!!」

崇「お前は常に情緒不安定で楽しそうだな」

悠「どんなんだよ!情緒不安定で楽しそうって!」

炎銃「お前の事だろ」

悠「ひゃっほー!」

ともき「やけくそになるな……クイズに応えてやるから」

悠「おう、答えてみろや!」

碧「なんなんだその偉そうな態度は……」

ともき「ラフな服装の人だろ」

悠「それはどうしてぇぇぇぇ?」

ともき「ラフな格好、カジュアルな格好。果樹ある……だろ?」

悠「せいかぃっ!」

炎銃「くだらねー」

悠「分からなかったくせに……」

炎銃「……」
チャキ!

悠「すぐに銃口を向けるのよくない!!」

崇「カジュアル、果樹有る……か、なるほど」
43/100ページ
スキ