ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅲ】

ーラスタ・ラヴ(6/18/夜)ー

悠「シップある?」

駒狸「はい、ありますよ。」
ジャララララッ

ともき「……」

駒狸「ええと……あ、あった、あった。はい、どうぞ」
シュパッ

悠「ありがとう」

ともき「今のどっから出したんです?」

駒狸「ポケットからですよ?」

ともき「ポケット、四次元?」

駒狸「あはは、面白い冗談ですね。」

ともき「……」

悠「紅のバット収納術、駒狸さんの治療道具収納術……世界には不思議がいっぱいなのだ」

ともき「狭い世界だな」

悠「遥かに遠く限りなく近い世界……THE・WORLD!」

ともき「……」

駒狸「今日も悠君は元気でよかったです」

ともき「少しぐらい元気じゃない方がいいと思う」

悠「WRYYYY!」

ともき「……」

トスッ!
悠「うっ、ぎゃぁぁっ!」

ともき「あぁ、痛いのは痛いのか」

悠「痛いにきまっとるだろ!メリケンで数発も打たれたんだぞ!しかも胸!」

ともき「その割には元気じゃないか」

悠「おっぱい揉んできたからな。福ちゃんの」

ともき「引くわ……。」

駒狸「鎮痛剤のみますか?」

悠「んー、駒狸さんが膝枕してくれたら薬より効くかも」

駒狸「えっ、あっ、えっと……べ、べつにいいですよ。どうぞ///」

悠「うつぶせでいいっすか?」

ともき「自重しろ」

ドスッ!
悠「ぐぇぇぇっ!」

紅「なんだ?絞められる前の鶏みたいな声だったな」

ともき「絞められる鶏の声を聞いたことあるのか?」

紅「昔、テレビかなんかで聞いた。ドキュメント系のヤツ」

駒狸「あぁ、たまに有りますね。卵から育てて鶏にして食肉加工までを学生がするっていうの」

ともき「濃いなぁ…」

悠「生き物を喰らうってのはそういうことってことさ。おれもやりはしないけどやろうと思ったら兎でも鶏でもカエルでも捌けるぞ」

紅「サバイバってるスキルだな」

悠「駒狸さんもできそうだけどな」

駒狸「うーん……きっとできなくはないですけど、やっぱりキツイですね。」

ともき「意外と逞しい!?」

悠「そりゃ医者志望なんだから血は平気だろ。そもそも女の子は血は慣れてるだろうし」

駒狸「あはは……」

紅「サラッとしたセクハラだけど引くには十分な破壊力だったな」

悠「え?」

ともき「えっ、じゃねーよ」

悠「……小鳥遊クイーズ!」

ともき「無理矢理ブッこみやがった」

悠「消防署で「好きな太陽系惑星は?」というアンケートをとると、いつもトップになるのは次の内のどの惑星?水星、木星、地球、火星。」

駒狸「好きな太陽系惑星ですか。火星は恐ろしいゴキブリがいそうで嫌かな」

悠「テラフォーマー」

ともき「……ヒントは?」

悠「消防署は119」

紅「119?」

悠「言い方を変えてみようか」

紅「ひゃくじゅうきゅう、いちいちきゅう」

駒狸「あ、はい!分かりました!地球ですね!」

悠「正解!」

紅「なんでだ?」

ともき「いちいちきゅう、一位地球」

紅「おー!」

悠「正解のご褒美におれが膝枕してあげます」

駒狸「えっ!えと、それじゃあ、失礼します///」
スッ…

悠「駒狸さんは素直だなぁ」

ともき「ホントにな」

紅「これどっちがご褒美になんだろうな」

悠「おれかな」

ともき「自分でいったよ」

駒狸「えと、私も嬉しいですよ?」
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