ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅲ】

ーラスタ・ラヴ(6/8/夜)ー

悠「WRYY……げふげほっ!」

ともき「むせるほど叫ぶなよ……」

悠「げへげへ……器官っ……げほっ……唾液が……入った……ごほっ」

碧「ほら、ウォッカ」

悠「ングッ……ぶぇぇぇ……」
ダラダラ

ともき「酒を吐くな!!」

悠「吐゛ぐよ゛!」

寅「ナイスだ」

碧「どうも」

悠「な゛い゛ずじゃね゛ーよ゛……」

ともき「咽にダメージが来てるな」

悠「ごほっ……咳き込んでるときにウォッカのストレートを咽に流し込んだりしたらそうなるわ!」

ともき「笑えるな」

悠「どのあたりがだよ!」

寅「お前の無様な感じがだろ」

悠「今日はなんだ寄ってたかっておれをディスる日かなんかか?あーん?」

寅「……」

悠「なんで黙る!ええっ!」

寅「…………」

悠「無視か!無視なのか!無視はやめなさいよ!無視は!とらちーの感情はどこに落して来ちゃったのかな!」

寅「全力でうるせぇ!!」

悠「ひとを無視するとどれだけ騒がれるか分かったか」

寅「騒いでるとどういう黙らされ方、学ぶかコラ?」

悠「ノーセンキュー」

ともき「お前は学ぶべきだろ」

悠「おれはちょっとツンな女教師でしか学べないんだよ」

寅「脳味噌が腐ってるもんな」

悠「綺麗なピンクでツヤツヤだよ!」

ともき「だから、つやつやだと脳としてダメだろ」

悠「本能に忠実なんだ」

ともき「性殖鬼(せいしょくき)が」

悠「えらい例え方された」

寅「ぴったりだろ」

悠「どこがやねん!」

碧「完璧じゃないか?」

悠「全員で絶賛してんじゃねーよ!」

ともき「納得されるほどの存在ってわけだろ」

悠「……つまり、おれはみんなの人気者と?」

寅「死んでしまえ!」

ブォン!
ひゅかっ…
悠「全力回避ぃぃぃ!」

寅「チッ」

悠「お前……椅子座ってる人間にハイキックとかダメだろ。頭がぽーんって飛んでいったらどうするんだよ。ぽーんって」

寅「適当に埋めといてやるよ」

悠「頭埋めても悠君は生えてきませんよ?」

ともき「……なんか生えてきそうで嫌だな」

碧「確かに嫌だ」

悠「お前らは本当にいったい全体、おれをなんだと思ってやがる」

ともき「物体X」

寅「性殖鬼」

碧「なんか気持ち悪いの」

悠「おれでなかったら泣いてるぞこの苛め」

寅「少しは堪えろよ」

悠「まぁ、このくらいならまだまだ余裕かな」

ともき「お前の無駄にすごい精神力には頭が下がるよホント……」

悠「……イヒッ」

寅「うぜぇ」

ともき「夏のせいかな……」

悠「季節が「秋→夏→春→冬」となるところとは、一体どこ?」

碧「無理矢理ぶっこんでくんなよ」

ともき「ええと……」

寅「辞書だろ」

悠「え……?」

寅「辞書なら「あ」行が先に来るだろ。だから五十音順で「秋」「夏」「春」「冬」」

悠「とらちーって辞書とか見る人だったんだ」

寅「よし、ぶっ飛ばしてから、しこたま蹴り飛ばす」
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