ー談話ーラスタ・ラブへようこそ~【Ⅰ】2

ーラスタ・ラヴー

美喜「悠って家でご飯食べてるの?」

悠「普通に食うよ。っか、外食よりうちで食う方が多いし。」

澪「なんか、いっつも出歩いてるって感じだけどな」

悠「いやいや~流石に毎日外食じゃ何も買えなくなるって。それに真桜が飯つくってくれるし」

紅「真桜の嬢ちゃんとは食いにいかねえの?」

悠「アイツは外食嫌いだからな。ひっぱり出せても男爵か金剛所の焼肉屋か……」

戌塚「うおーアニキ、俺肉食いたいぞっとが」

ヒュガッン!

千夜「悪い…邪魔したな。」

紅「…延髄は不味いよな」

悠「俺、戌塚がタフな理由のひとつは千夜だと思う。」

澪「かもな…」

紅「んで、今日はどこくいに行くんだ?」

悠「話の流れ的に家でくうっての…今日は俺が作る番だから外で食うなんて真似したら閉め出されるっうの!」

美喜「……アンタ、もう六時過ぎよ大丈夫なわけ?」

悠「平気、平気。冷蔵庫に古いトマトがあったから、ニンニクと唐辛子といっしょにオリーブオイルでトマトソースにしてパスタとあわせるから。あ、アスパラと揚げたナスも入れるか。」

紅「三人前で。」

悠「うぉい…」












ー悠の家ー

悠「あれ…トマトがない?」

真桜「なにいってるなの。トマトはカレーに使っただろ…なの」

悠「……」

紅「悠、ピーンチ。」

悠「やかましゃあ!!」

真桜「……というか、お前なんでいるなの」

紅「飯食いにきました!」

真桜「……悠、買い物は?」

悠「すません。してないっす。」

真桜「はぁ……冷蔵庫の大きなタッパーを使えなの。アジと鯖の一夜漬けがあるなの」

悠「了解」

紅「魚かぁいいな。」

真桜「お前は帰れ…なの」

紅「嬢ちゃん、キツいなぁ」


悠「まずは刺身で食べてみてくれ。」

真桜「鯖は生姜と醤油をほんの少しだけつけてー…なの」

紅「うおっ…ねっとりしてうめ!うまさが凝縮されてる!すげぇ」

悠「ほい、素焼き、素揚げ、唐揚げ、天ぷらだ。」

真桜「サクサクで…丸ごと食べれて食べごたえ最高…なの。」

紅「素焼きも塩が効いてて醤油とかいらないな。俺、青魚って臭くてあんま食わないのに、これならいくらでも入る。入る。」

悠「内蔵はしっかりとってるし、全体に塩をまぶして寝かせてあるからな独特の臭みや癖は完全に抜けてるよ。さぁ、メインが完成したぞ。サバピザだ。」

紅「サバをピザに?」

真桜「榎やレモン、サラミにタップリの葱…和風風ピザなの」

紅「チーズトロットロで伸びる!うはっ…うまいっ!なんだこれ、アレだ鯖の塩加減とチーズが…ベストマッチしてる。」

悠「ふうー…俺も食おこれにはワインだよな~」

紅「赤ワイン希望」

悠「よしっ、なら、秘蔵のカラスミを大根スライスと並べて…ガッツリくって飲むぜ!」

紅「おー!」

真桜「……(十時過ぎても騒いでたら…畳んでるなの)」
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