ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅲ】

ーラスタ・ラヴ(5/26/夜)ー

悠「蒸すなぁ」

ともき「昼は昼でムシムシしたらい嫌だけど、夜は格別だな。寝苦しい」

悠「いっそ寝ないという手がある」

ともき「ねぇよ」

悠「徹夜も三日続ければ逆に眠たくなくなる」

ともき「ただの末期だろソレ」

悠「じやあ、脳トレだ。」

ともき「じゃあってなんだ、じゃあって」

悠「80席しか埋まらない100人乗り飛行機を満席にしたい。さて満席になる方法は?」

ともき「……」

紅「団体ツアーでも予約入れたらいいんじゃね?」

悠「そのツアーが入らないから20席空いてるんじゃね?」

紅「なるほど」

弩躬「納得するんだ」

紅「じゃあ、お前分かるのか?」

弩躬「ラテラルシンキングだろ。要するにその20席が不要なんだから取っ払えばいいってこと」

悠「正解だ。」

紅「どういうこと?」

悠「100席で満席だけど80席しか埋まってない。なら、残り20席を取り払って80席で満席にしてしまえばいいってことだ」

ともき「それでいいのかよ」

悠「でも、満席になったぞ。それにひと席ひと席にゆとりができた」

ともき「それはそうかもしれないけど」

悠「これがラテラルシンキング、水平思考というやつだ。逆に緻密に考えていくのがロジカルシンキング垂直思考。」

紅「へー」

悠「興味なしか」

紅「うん」

ともき「素直だ」

悠「じゃあね興味ある話しをしよう」

紅「興味ある話しってなんだ?」

悠「……にこっ」

ともき「微笑んでごまかすな、口から出まかせお化け」

悠「なんだその、もったいないお化け亜種みたいなのは」

緋斗「口から出まかせお化けとはうまいこと例えてるな」

紅「おばけなんて可愛らしい感じでは絶対にないけどな」

弩躬「んー……口から出た物体X」

悠「もう別もんじゃないですか!っか、寄生されたあとじゃねーかソレ!」

ともき「悠が物体Xだから口から出てる側だろ。気持ち悪いな」

悠「なにこの苛め。口から出るじゃなくて口に出すのは好きだけど」

紅「~~!」

弩躬「なんかさっきから引きつけ起こしてるぞコイツ」

ともき「いつものことだから大丈夫」

悠「無視すんなよー!おれのこじゃれた下ネタを受け入れろよー!」

ともき「こじゃれてもないし、ド下ネタだろ」

弩躬「発想が貧困でおっさん」

悠「なんだと!」

ともき「その通りだろ」

悠「発想は貧困でも膨張したら立派だぞ」

ともき「そんなことばっかりいってるから無視されるんだよ」

悠「(´・ω・`)」

ともき「うざっ!」

悠「可愛いだろ!」

弩躬「それほどでもない」

悠「マジか……え、マジか?」

ともき「心底驚いたような顔をするなよ……。」
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