ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅲ】

ーラスタ・ラヴ(5/21/夜)ー

悠「一人の男が、一枚の肖像画をながめていると、ある人が尋ねました。「誰の肖像画を見ているのですか?」男は次のように答えました。「私には兄弟はいません。しかし、この絵の男の父親は、私の父親の息子です」さて絵の男が誰か推理してみよう。」

ゆうな「私の絵!」

悠「誰だよお前」

ゆうな「娘だよ!」

悠「ちなみに半分正解してる」

ゆうな「私の絵で半分正解だから……ゆえの絵!」

ゆえ「だぶぃんちかふぇるめーるにかいてもらいます……。」

ともき「国宝級の一作が出来上がるな、その人らが書いたら」

悠「娘の美しさは絵では表現できない生まれながらの国宝」

ともき「どれだけ娘、持ち上げてるんだ……」

千夜「それで答えは何だ…」

悠「絵を見ている男の息子だよ。兄弟がいない男の父親の息子は自分しかいないだろ。」

千夜「……あぁ、なるほどな」

ゆうな「なるほど、全然分からん」

ともき「答えが出てるのに考えることを諦めるなよ」

ゆえ「それもしんり……」

ゆうな「妹がクール」

悠「じゃあ、第二問。おれは宝石店を経営してる。店内には高価なイヤリング、三百点を展示してる。そこに強盗が入って来た。強盗が一度にワシズカミ出来るイヤリングは七点までで、それをカバン詰め込むまで三秒かかる。警報を聴きつけたガードマンが駆け付けるまで一分間。それまでのあいだに、いくつのイヤリングが盗られて、盗難率は何パーセントか」

緋斗「ええと、一分÷三秒で二十、二十×七で百四十。盗られるんは百四十個で……」

ゆえ「おとうさんのけいえいしてるおみせだからとられない、だからとうなんりつはぜろぱーせんと」

悠「正解」

緋斗「そんなバカな!?」

ともき「おいおい…」

悠「理由が欲しいんならおれの店ではイヤリングを片方しか展示しない。片方だけのピアスを盗ったとしても意味がない。だから、盗難率はゼロ」

緋斗「もしかして……初めから答えさせる気なかったん?」

悠「ゆえは答えれたじゃないか」

緋斗「ぐうぅぅぅ!!」

ともき「やめとけ……口論で舌先三寸のコイツに勝てるわけがない」

悠「レロレロレロレロ」

千夜「下あごが上あごに食い込むくらい蹴りあげたい」

悠「ガイルかお前…」

緋斗「しくしく、結局俺は腐った牛乳を飲まされかけただけ……」

ゆうな「経験値経験値」

緋斗「なんの経験値やねん」

ゆえ「いとかの……」

緋斗「糸か?意図か……胃とかか。いや、経験知得る前に病原菌得てノックダウンしてまうから」

悠「おれは三日ぐらい賞味期限過ぎてても平気だけどな」

緋斗「冷蔵庫の中にあるんならともかく日向にほり出されとった牛乳は無理やろ!」

ともき「まぁ、本気で呑まそうとしなかったんだから」

緋斗「めっちゃ悪臭は嗅がされましたやん!」

悠「でも、お前は運が良かったぞ」

緋斗「運?」

悠「暴れて腐敗牛乳が飛び散っておれにかかってたら……。」

緋斗「最後まで言わんところに悪意を感じる……。」

ともき「ろくな事じゃないから聞かない方がいいだろ」

ゆうな「DVDとかCDの中身を全部バラバラに入れ替えて漫画の一番面白い巻数だけ隠して」

ゆえ「ぱそこんのへんかんをぜんぶごじとうろくしてやる……」

緋斗「お、鬼や……鬼娘が居る……」

悠「いつの間にこんなに成長したんだ」

ともき「悪い方に成長してないか?」
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