ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅲ】

ーラスタ・ラヴ(5/14/夜)ー

悠「今日は雨か蛙が超振動を起こすな」

窈「超振動?!」

ともき「大合唱をどう間違えて超振動になる」

悠「ゲロゲロゲロうぇぇぇ……」

ともき「本当にゲロかよ」

窈「はは…」

悠「笑ってんじゃねーぞ!」
ブンッ!
ガッ!
窈「そうくると読んでいた!」

悠「甘いわぁ!ボケぇ!」

ドゴォ!
窈「ぐうっ?!」

ともき「おまえ……がら空きの腹にひざ蹴りとかやめろよ……」

悠「相手が勝ち誇ったときそいつはすでに敗北している。これが小鳥遊悠のやり方。老いてますます健在というわけじゃな」

ともき「いってろよ……大丈夫ですか?」

窈「だ、段々と攻撃が明確に敵意を向けて来ている気がする……」

悠「うん」

ともき「うんじゃないだろ。お前はもう少しだな……」

窈「いや、そこは俺から言うよ」

ともき「そう……ですか?」

窈「悠君」

悠「なんじゃらほい」

窈「……友達になってください」

悠「ごめんなさい」

ともき「何もかもが間違ってる」

窈「違ってた?!」

ともき「なんでこのタイミングで友達になってなんですか。そしてお前も即断るなよ」

悠「下心がありそうだったから」

窈「無欲で近づいてくる人間をキミは信用できるの?」

悠「できないな。少しぐらいは下心くらい持ってないやつだと逆に怪し過ぎる。」

ともき「それはそれでどうなんだ。その考え方……」

窈「それに悠は友達ぐらいの関係から始めないと俺を敵視してるから……」

悠「当初、おれのことを殺そうとしていたのはお前だ」

窈「そこまでは考えてないよ?!」

悠「どうだか……。」

窈「じゃあ、ギブ&テイクで歩み寄ろう」

悠「よし、焼きそばパンとカツサンドとウーロン茶買って来い三分以内な」

ともき「パシリじゃねーか」

スパン!
悠「むぅ…」

ともき「むぅ。じゃねーよ」

窈「もうちょっと普通なことにしようよ」

悠「あんぱんと牛乳ならいいのか?」

ともき「だから、パシリじゃねーか」

スパン!
悠「みぃ…」

ともき「なんだ「みぃ」って」

悠「にぱーなのですよ」

碧「……」
スッ
ともき「……」

悠「無言で睡眠誘導装置(鉄アレイ)渡して、無言で受け取らないで!」

窈「俺もそういうやりとりに参加したい……」

悠「よし分かった。睡眠誘導装置で殴ってやる。」

ともき「やめい!」

ガンッ!
悠「きゅぅ……」

ともき「はぁ……コイツに何かを期待しちゃダメですって」

窈「はぁ……でも、俺はもう少し仲良くなりたいんだよ」

澪「可愛い女でも紹介したら尻尾振って態度変えるんじゃないか?」

窈「ふむ…」

ともき「いやいや、余計につけあがるって」
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