ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~10
ーラスタ・ラヴ(5/8/夜)ー
悠「3Dプリンターで銃が作れるとかパナイな」
崇「ニュースでやっていたな。実際に弾丸が撃てるんだから科学の進歩は大したもんだ」
ともき「けど、怖いですよね……。設計図さえあれば子供でも作れるんだから」
悠「フィギュア作り放題……3Dプリンター欲しいわ」
ともき「……」
崇「コイツのいいところはアホだからこういうとき悪知恵を働かせないところだな」
悠「それ褒めてないだろ」
崇「当たり前だ」
悠「この野郎!」
ともき「っていうか、他にないのか?3Dプリンターが有ったらしたいこととか」
悠「人体模型とか作りたいな」
ともき「いらねーだろ」
悠「一家に一台人体模型と白骨模型。あ、もちろん動かないヤツな」
ともき「元から人体模型は動きゃしない」
悠「そうでもないんだけどな…。」
崇「しかし、3Dプリンターみたいなものが平然と家庭に広がりだしたら玩具屋なんかは悲鳴を上げることだろうな。」
ともき「あぁ……ブロックの玩具とかプラモとか作れちゃいますもんね。」
悠「玩具には玩具のいいところがあるってばよ」
ともき「そうだろうけど、それでもだろ」
悠「まあな、安く手に入るんならおれだってクレーンゲームしたりクジを大人買いしたりせずに自分で造っちゃうわ」
崇「そういう意味ではお前みたいなのは大助かりするのかもな」
悠「ただ、同時にフェイクが溢れ返るだろうな」
ともき「フェイク?」
悠「寸分違わずに何でも作れるんだ。色んなものの偽物だって出回りだして当然だろ。例えばインゴット(金塊)」
ともき「金って粗悪なものだったら一発でバレるだろ」
悠「そうだな。けど例えば金の重さと同じになる混ぜ物を用意す表面は本物の金、だけど中身は粗悪合成金。そうすれば大手の業者じゃない限り金の精密検査はしないし出来ない。即買いとりさえしてもらえればバレるのは後々だ。一回で数百万の儲けが出るしネズミ算よりひどい儲けになる。手元に金がはいったらより精巧な偽金塊の製作もできるしな。」
ともき「……」
悠「なんだよ」
ともき「いや、いつか捕まるんだろうなとおもって」
悠「あくまでも例えばだっての!だいたいおれが容易に想像できるんだから本物の犯罪者はもっとしっかりとした詐欺を考える」
崇「お前だって即興じゃなくてしっかりと考えればそれ以上の詐欺を考えられるってことだろ」
悠「おれを犯罪者ベースで考えるな」
ともき「詐欺師みたいな部分はあるだろ」
悠「うさぎさぎ?」
ともき「いってねーよ」
悠「おれは嘘つきだが詐欺師ではない。なぜなら詐欺師って言うのは後楽みたいなやつのことを言うからだ。」
崇「お前の師だろ?」
悠「冗談でもやめろ。胸くそ悪い」
ともき「あぁ、そこを一緒にされるのはイヤなんだな」
悠「後楽と一緒扱いされて喜んだらひととしておしまいだろ」
後楽「おいおい、目上のひとには敬意を払えよ兄ちゃん」
悠「ただ歳くっただけのヤツを目上とはいわねぇんだよ!」
ともき「どっから湧いたんだ……」
悠「3Dプリンターで銃が作れるとかパナイな」
崇「ニュースでやっていたな。実際に弾丸が撃てるんだから科学の進歩は大したもんだ」
ともき「けど、怖いですよね……。設計図さえあれば子供でも作れるんだから」
悠「フィギュア作り放題……3Dプリンター欲しいわ」
ともき「……」
崇「コイツのいいところはアホだからこういうとき悪知恵を働かせないところだな」
悠「それ褒めてないだろ」
崇「当たり前だ」
悠「この野郎!」
ともき「っていうか、他にないのか?3Dプリンターが有ったらしたいこととか」
悠「人体模型とか作りたいな」
ともき「いらねーだろ」
悠「一家に一台人体模型と白骨模型。あ、もちろん動かないヤツな」
ともき「元から人体模型は動きゃしない」
悠「そうでもないんだけどな…。」
崇「しかし、3Dプリンターみたいなものが平然と家庭に広がりだしたら玩具屋なんかは悲鳴を上げることだろうな。」
ともき「あぁ……ブロックの玩具とかプラモとか作れちゃいますもんね。」
悠「玩具には玩具のいいところがあるってばよ」
ともき「そうだろうけど、それでもだろ」
悠「まあな、安く手に入るんならおれだってクレーンゲームしたりクジを大人買いしたりせずに自分で造っちゃうわ」
崇「そういう意味ではお前みたいなのは大助かりするのかもな」
悠「ただ、同時にフェイクが溢れ返るだろうな」
ともき「フェイク?」
悠「寸分違わずに何でも作れるんだ。色んなものの偽物だって出回りだして当然だろ。例えばインゴット(金塊)」
ともき「金って粗悪なものだったら一発でバレるだろ」
悠「そうだな。けど例えば金の重さと同じになる混ぜ物を用意す表面は本物の金、だけど中身は粗悪合成金。そうすれば大手の業者じゃない限り金の精密検査はしないし出来ない。即買いとりさえしてもらえればバレるのは後々だ。一回で数百万の儲けが出るしネズミ算よりひどい儲けになる。手元に金がはいったらより精巧な偽金塊の製作もできるしな。」
ともき「……」
悠「なんだよ」
ともき「いや、いつか捕まるんだろうなとおもって」
悠「あくまでも例えばだっての!だいたいおれが容易に想像できるんだから本物の犯罪者はもっとしっかりとした詐欺を考える」
崇「お前だって即興じゃなくてしっかりと考えればそれ以上の詐欺を考えられるってことだろ」
悠「おれを犯罪者ベースで考えるな」
ともき「詐欺師みたいな部分はあるだろ」
悠「うさぎさぎ?」
ともき「いってねーよ」
悠「おれは嘘つきだが詐欺師ではない。なぜなら詐欺師って言うのは後楽みたいなやつのことを言うからだ。」
崇「お前の師だろ?」
悠「冗談でもやめろ。胸くそ悪い」
ともき「あぁ、そこを一緒にされるのはイヤなんだな」
悠「後楽と一緒扱いされて喜んだらひととしておしまいだろ」
後楽「おいおい、目上のひとには敬意を払えよ兄ちゃん」
悠「ただ歳くっただけのヤツを目上とはいわねぇんだよ!」
ともき「どっから湧いたんだ……」