ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~10

ーラスタ・ラヴ(5/4/夜)ー

福太郎「人が多いなぁ」

悠「連休パワーだな。映画館なんて長蛇の列が出来てた」

ともき「映画なんか見に行ってたのか?」

悠「相棒劇場版見ようかと思ったけど、列を見て嫌になってやめた」

福太郎「同人の即売会でなれとるんちゃうん?」

悠「それとこれは話しが別口だ」

ともき「欲の深さの差か」

悠「人間は欲があるから生きていける」

福太郎「せやねー」

悠「軽っ」

福太郎「んっ、そーでもないよ。言わんとしとることは伝わっとるし」

ともき「その割には福太郎さんは欲がなさそうですけど」

福太郎「俺もよくあるよー。楽してのんびりと生きたい」

悠「深いのか浅いのか」

福太郎「そうとう欲深いかと」

ともき「悠に比べたら全然」

悠「まるでおれが強欲みたいないい方だな」

ともき「そういってるんだが?」

悠「はっはっは、この野郎!」

福太郎「ええやん、生きる活力だらけで」

悠「そういう意味では心配だな。福ちゃんは」

福太郎「ん?」

悠「静かにフェードアウトしたりしそうで」

福太郎「いやいや、俺も天命は真っ当したいし。まだ、結婚とかも諦めた訳やないからね。」

ともき「それは全然これからでしょ」

福太郎「んー、せやろか、というても相手が居るわけでも別にめちゃめちゃ結婚したいってわけでもないんが現状やからねぇ」

ともき「はぁ…」

悠「っか、福ちゃんだったら普通にモテそうだけどな」

福太郎「悠も黙ってジッとしとったらモテるやろ」

悠「いやー、ははっ……ん?今バカにされたか?」

福太郎「してへんよ」

悠「ですよねー」

ともき「……」

碧「ツッコミいれてやれば?」

ともき「いや、本人がご機嫌だから良いだろ」

碧「……だな」

悠「そういえばさ最近台所にネズミがでてるっぽいんだけど」

福太郎「アルジャーノ?」

悠「あの村長はブッ殺す。絶対にブッ殺す」

ともき「顔怖ぇよ」

悠「おっと、落ち着け。素数だ。素数を数えるんだ素数は1と自分の数でしか割ることのできない孤独な数字……。わたしに勇気を与えてくれる。」

福太郎「プッチ好きやな」

悠「2、3、5、7、11、13、17、19、23、29、31、37、41、43、47、53、59、61、67、71、73、79、83、89、97……」

ともき「長いし多い」

悠「落ちついたところで、最近ネズミが出るっぽいからどうにかしてくれないかな」

福太郎「俺は動物と会話が確かにできるけど相手が目のまえって言うか対話に応じてくれんと無理やで」

悠「無理か……ならハントしかないな」

福太郎「ドロドロに溶かされんようにね」

悠「虫食いと虫食いではない……あいつらは何気に凶悪だからな。アルジャーノはねこいらずで殺れるけど」

福太郎「ライフルの弾とパチンコ玉は随時装備やな」
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