ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~10

ーラスタ・ラヴ(4/22/夜)ー

摩耶「悠君はロボット好きだよねぇ」

悠「スーパーロボットがな」

窈「スーパーロボットって言うと、鉄人28号とか?」

ともき「何ですかそのチョイス…」

悠「もし、マイトガインとかいってたら褒めてやったかもしれないが……しょせんテメーはその程度なんだよ!」

窈「やっぱり怒られた」

摩耶「失恋ショコラティエ」

ともき「……いや、全然違うな」

摩耶「雰囲気的には似てると思ったんだけど、残念」

悠「大丈夫だ、面白かった」

摩耶「……」

悠「笑顔なのにどことなく拒絶のオーラが出てる」

ともき「当然だと思うぞ」

悠「そんな顔してるとハスハスしちゃうぞ♪」

摩耶「この匂いフェチ野郎♪」

悠「……ちょっとある」

ともき「引くわ」

悠「今さらだろ!」

窈「え、怒るところってそこ?」

悠「オラァっ!」

ビュッ!
窈「全力回避!!!」

摩耶「おー、避けた避けた」

悠「チィッ!」

窈「はぁはぁ、フルスイングの裏拳て鬼畜過ぎるよ…」

悠「いや、蚊が居たんだよ」

窈「蚊にフルスイング裏拳はオーバーキルすぎないかなっ!!」

摩耶「いつもは神姫さんに言われてるやつだよアレ。」

ともき「ここぞとばかりに誰かにやり返すって性質が悪いな」

摩耶「そうかな。悠君らしいっていえばらしいし、人間なんてそんなもんだよ」

ともき「摩耶君は達観してるな…。」

悠「安心しろ、今のは本気で狙ってた」

窈「どこに安心の部分があるのそれ!!」

悠「……」

窈「無視だよ…。」

ともき「不仲っていうレベルじゃないな」

摩耶「そうでもないよ。まだ会話があるもん。これが柏さんと悠君だったら磁石の同極みたいに弾けるレベルで離れるし」

ともき「互いの嫌いレベルが末期だしなぁ」

悠「アイツは蛞蝓レベルで嫌いだ。嫌悪の対象」

窈「あの……俺は?」

悠「セロテープよりは評価高い存在」

窈「……ずっとセロテープと張り合ってるよね、俺の評価」

悠「下げてほしいのか?」

窈「……」

摩耶「あはは」

ともき「笑い事?」

窈「はぁ、じゃあ、先帰るよ……」

ともき「背中が痛々しい」

悠「へっへっへっ」

ともき「最低かお前」

摩耶「まぁ、悠君もあえてやってることだし」

ともき「え?」

悠「いや、何のことかさっぱりんこ」

摩耶「あんまり仲良くしててひょんなことで窈には粗暴の悪い親戚がいる……とかなって仕事に支障がでたら困るからわざと距離を置くよう態度とってるんでしょ?」

ともき「ホントなのか?」

悠「カッコいいからそういう事にしとくよ」

ともき「おい…」

摩耶「また、てれ隠し~」

悠「ははは、摩耶。なんかご飯食べに行くか?」

摩耶「お寿司」

悠「寿司か」

摩耶「まわらないので」

悠「ぶべらっ?!」

ともき「(対悠最強はもしかしたら摩耶君なのかもしれないな…)」
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