ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~10

ーラスタ・ラヴ(4/21/夜)ー

悠「寒いのか暑いのか分からん天候だな」

緋斗「せやねぇ。」

悠「こうなると……女子は裸パーカーでいいんじゃないかな」

緋斗「悠やん……いや、兄貴とよばせてください」

悠「プロシュートの兄貴と呼びな」

ともき「生ハムのことか?」

悠「そっちのプロシュートやない!THE・グレイトフルデッドの本体のほう!!」

緋斗「で、裸パーカーについて詳しく!」

悠「そりゃもちろん、裸パーカーで恥ずかしがっている女の子に優しく語りかけるんだ。「大丈夫、ほら、おれを信じて…」って、それでゆっくりとパーカーのジッパーを摘んで……」

緋斗「摘んで!」

悠「スティッキィ・フィンガァァァァァーズ!!!」

ともき「それがいいたかっただけか…」

悠「ジッパーを閉じれば!」

緋斗「はぁ…」

悠「なんだその顔は!アリアリアリされてぇのか!」

ともき「アリアリされたいってなんだよ」

悠「分かってるくせに」

緋斗「そーなん?」

ともき「ブチャラティのラッシュ攻撃は「アリアリアリアリ、アリーヴェデルチ」なんだよ」

緋斗「つまり……」

悠「殴り続ける」

緋斗「謝ったら?」

悠「歴史の闇に永遠に沈める」

緋斗「どうあがいても絶望……」

ともき「お前あんまり後輩をポンポン叩くなよ」

緋斗「ポンポンやいう生易しいもんとちゃいますて……」

悠「トリックで金髪だって矢部に殴られてただろ」

ともき「あれは部下だろ。いや、部下だったら殴っていいわけでもないが」

悠「でも、おれだって本気でオラオラしたりはしてないし」

緋斗「本気でオラオラされたら死んでまうて」

悠「再起不能程度だよ」

緋斗「もう一回言うけど、どうあがいても絶望やん…」

悠「おれの愛だ」

緋斗「せめてそれやったらゆう姐やんでお願いします」

ともき「アイツも容赦なく殴るぞ?」

緋斗「野郎に殴られるよりええですって」

ともき「殴られない道を探せよ…」

悠「ホントにな」

緋斗「それは殴ってくるひとが言うセリフちゃいますて」

ともき「まぁ、ただ俺は正直助かってる」

緋斗「っといいますと?」

ともき「悠が最近、暇なときは緋斗の方に行ってくれるから休み時間とかすっげ気が楽なんだ」

緋斗「マジすか……それ、俺が苦労かぶっただけですのん?」

ともき「でも、お前ら仲良くやってるだろ」

悠「仲良くやってるよ。ハスハスする仲ほどではないけど」

ともき「そこはかとなく気色悪い」

悠「言われてるぞ」

緋斗「悠やんのことやからね?」

悠「あー?」

緋斗「理不尽過ぎる……。」

ともき「悠に関わった時点で諦めろ」

緋斗「マジすか……。」
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