ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~10

ーラスタ・ラヴ(4/20/夜)ー

崇「強化週間、ご苦労だったな。何か奢ってやる。好きなものを頼め」

悠「じゃあ……」

崇「お前じゃないヌケサク、臥劉に決まってるだろマヌケ」

京「己か?」

悠「ともき聞いてくれ、ひと会話のあいだに二度も暴言を吐かれた。それも息を吐くようにだ」

ともき「仕方ないと思う」

悠「ばんなそかなっ!!」

崇「飲みたい酒はあるか?」

京「お酒は二十歳になってからだ」

崇「くくっ。はははっ」

京「そんなに面白かったか?」

崇「いや、なぁ、悠?」

悠「そこでおれに話しをふるんじゃねぇぇ!」

ともき「お前ってとことんダメだよな」

悠「ダメとか言わないで!」

崇「それじゃあ、ジュースでいいな。おい、適当になにか出してやってくれ。」

碧「あぁ、了解。じゃあ、イチゴオレでも」

ともき「だんだんとジュースパーラに変わってきてる気がする」

澪「本当は新鮮なフルーツカクテル様なんだけどな」

悠「カットフルーツとかも出したらいいじゃん。綺麗なお姉ちゃんといっしょに」

崇「そういう店に行きつけているのか?」

悠「別にそうじゃねーよ!」

京「どんなお店なんだ?」

崇「さぁ、俺には見当がつかない。悠、教えてやったらどうだ?」

悠「この野郎……!」

京「?」

ともき「どうすんだ?」

悠「「私、知りたいです」みたいな顔でこっち見てるなガリュタソ。」

ともき「語呂悪っ?!」

悠「アレだ綺麗なお姉さんがカットフルーツを出してくれる。フルーツパーラだ」

京「果物屋さんか!」

ともき「こいつ…」

崇「息を吐くように嘘をつく……このことだな」

悠「やかましいわ!」

京「じゃあ、悠今度神姫姉を誘って行こう!神姫姉、果物好きだから!」

悠「……」

ともき「墓穴を掘った」

崇「龍の逆鱗に触れる、か」

悠「……み」

京「ん?」

悠「み、店に行かなくてもカットフルーツならおれが造ってやるよ。リンゴで十二神将造っちゃうぞ~」

碧「仮に出来たとして、そんなもん食いたくねぇ…」

ともき「そういえばコイツ、彫刻等を使って、人参でボルボロス造ったりしてるの見たことあるわ」

崇「なんといったかな……アレだ」

本郷「ふっ」

崇「それだ、才能の無駄遣いだ」

悠「うるせーよ!」

京「今会話したのか?」

澪「あぁ、がりゅーは本郷さんの言葉が理解できない側か」

碧「いや「ふっ」しか言ってないだろ」

ともき「「才能の無駄遣いのことですか?崇さん」っていってたけど……」

碧「なんで分かるんだよ……」

悠「ともきは分かる側だからな、おれは未だにわからんし表情すら読めん。」

本郷「ふっ…」

悠「なんとなくバカにされたのはわかった」

ともき「正解だ。「おまえに理解される必要はない」ってさ」

悠「この野郎…」

京「崇の周りには面白いヤツがいっぱいだな!」

崇「その筆頭が悠だからな」
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