ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~10

ーラスタ・ラヴ(4/19/夜)ー

悠「うーん……」

ともき「なにくだらないことで悩んでるんだ?」

悠「あぁ、実は……ん?アレ?」

ともき「なんだ?」

悠「今、くだらないって言われた?」

ともき「いった」

悠「イエス!ストレートっ!」

ともき「で?」

悠「うん、鈴猫スプラッシュか、スズネラルド・スプラッシュか、エメラルスズネ・スプラッシュどれがいいかと思って考えてたんだ」

鈴猫「だから、変な技名作らないでっ!っていうか、バリエーションの多さにビックリだよ!」

悠「……」

ともき「なんとかいえよ」

悠「いや、驚いた。鈴猫がちゃんとしたツッコミしてるなんて……吹き芸のこっち(ボケ)側だと思ってたのに」

鈴猫「吹き芸じゃない」

悠「どうしたんだ?ハイエロファントグリーンがダメなのか?花京院かっこいいんだぞ?レロレロレロレロレロっで」

ともき「どんな勧め方だ」

京「名前はカッコいいぞ」

鈴猫「か、かっこいい?」

京「うん!」

悠「ほら、がりゅーには高評価だぶっかけられたのに」

ともき「ぶっかけられたっていうなよ…」

碧「でも、一番鈴スプられて被害に遭ってるのはともきじゃないか?最近は回避なりガードなり出来てるけど」

悠「確かに」

鈴猫「鈴スプって略語まで出来始めてる…」

悠「今日から鈴猫もスタンド使いだ」

鈴猫「えぇ…」

京「悠」

悠「どした?」

京「嫌がってるのに言い続けるのはよくないぞ」

悠「うぐっ」

ともき「これなんだよな。真っ直ぐ純粋な言葉は効くんだよな」

悠「むむむっ……す、すまんかったぁ」

鈴猫「い、いや、そんな謝らなくても……」

崇「確かにこの件に関しては悠は謝る必要はないな」

悠「DIO!いや、崇」

ともき「どんな間違いだよ」

悠「心の中心に忍び込んでくるような凍りつく眼差し、白銀色の頭髪、透き通るような白い肌、男とは思えないような妖しい色気……まさしくDIO!!」

崇「……」

悠「空裂眼刺驚(スペース・リパー・スティンギー・アイズ)!!」

崇「少し静かにしてろマヌケ」

悠「ひでぇ!」

ともき「いや、俺もそう思った」

悠「にゃにぃおー!」

京「崇、どうして謝らなくていいんだ?」

崇「コイツは悠にいじられて楽しいと内心思っているからだ。」

鈴猫「なぁっ///!!?」

京「楽しいのか?」

崇「お前も、もう少し色んなことを覚えたら分かる……いや、むしろお前のようなタイプには分からないか。」

京「己じゃわからないのか!?」

鈴猫「いいから!そんなこと覚えなくていいの!っていうか、崇は何いってんのよ!」

崇「ふんっ」

鈴猫「む、むかつくぅ……!」

悠「崇が金髪だったら本当にDIOで通るんじゃないか?容姿の魅力と相手を心酔させるほどのオーラや話術、驚異的な能力、さらに執念を併せ持ってるし」

ともき「それだけ聞いたら……思わずうなずきそうになるな」

悠「そうなるとやはりおれは承太郎!」

崇「ヌケサク」

悠「だ、誰がヌケサクじゃあ!!」
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