ー談話ーラスタ・ラブへようこそ~【Ⅰ】2

ーラスタ・ラヴー

美喜「はぁ…あのガキども…朝(現在AM5時40分)まで騒ぎやがって…」

澪「仕方ないですよ。久々の六花ライヴだったんですから。」

美喜「あー…お腹すいた…。ねぇ、澪。片付け終わったら、どっかで朝ごはん食べてかない?」

澪「いいですね。じゃあ、例の如く、ご都合的に居て、寝てる彼奴を起こしますか。」

美喜「そうね。ちょっと、悠」

悠「あなたのために歌うことがこんなに辛いことだったなんて……」

澪「何の夢見てるんだ!」

悠「はっ!ん?へ?猿の手は?」

美喜「ほんとに何の夢みてたのよ……ねぇ、悠、どっか美味しいモーニング食べれるところ知らない?」

悠「モーニング…スター?」

澪「誰が武器の話をした。」

悠「モーニングなぁ……よし、いこう。」

美喜「早…」
澪「早…」

悠「あ、そだ」

美喜「え?」

悠「おかって感じはアザラシに似てるよね。」

澪「岡……ほんとだ!」

美喜「岡……ほんとだ!」

*オールゆえ、若干テンションがおかしいです。












ー男爵ー

轟「いらっしゃい。お、悠か久しぶりだな。」

悠「はよ~。モーニングスープと焼きたてパンフルセット頼むん」

澪「ここは…はじめてだ。」

悠「轟さんの焼くパンはいいぞ…朝だけのメニューな上、気前よくてベーグル穴になってなくてへそなんだ。」

美喜「へそ!食べたいへそベーグル!」

轟「はっはっ、へそは良かったな。どうぞ、モーニングスープと気まぐれパンセットだ。」

澪「気まぐれ?」

轟「うちはその日の気分でパンを焼くからね。今日焼きそばパンがあっても明日はカレーパンだったりね」

澪「なるほど」

美喜「あーー焼きたてのパンの匂いって幸せの匂いだね…チェダーチーズのオレンジ色も幸せの色…」

悠「そのチーズボール、ゴロゴロ中に入っててんまいぞー、一口食ってみ」

美喜「ふぁ…生地がもちもち…」

悠「今日のオススメは?」

轟「ドライトマトを練り込んだクリームチーズペーストを黒ゴマのベーグルではさんだものかな。」

澪「ベーグルサンド…がしっ!ごっしゃごしゃ……美味ーい!なんだこの中に挟んであるの…ドライトマトって甘、甘くてトマトの旨味が凝縮されてるし、このもっちりしたかみごたえ…しゃっきりする。」

美喜「あ、私にも半分ちょうだい。」

悠「おーこのてりやきチキンのピタパンも赤ピーマンとタマネギたっぷりでうまし!」

美喜「クロックムッシュのホワイトソースもハムもチーズも美味しいわ…」

轟「そうだ、今日は変わり種にニューヨークチョコブレットを焼いたんだか食べてみるかい。」

悠「チョコか…俺は残念だけどパスで」

澪「生地も焦茶でいかにもチョコレートチョコレートしてる」

美喜「わっ…中は片(チップ)じゃなくて固まり(チャンク)のチョコがどっさりねっとりと入ってる」

澪「あ、しかもたっぷり入ったチョコがちっとも甘ったるくない。上等なチョコの味がする。」

美喜「このパンてテイクアウト出来ないんですか?」

轟「朝のうちに来てくれたならできるぞ。朝食に買っていくサラリーマンもいるからね。今日は…アボガドとサーモンのサンドイッチ、クリームチーズとヘーゼルナッツチョコを挟んだらオレンジベーグル、メロンパン、りんごとバナナのサワークリームマフィン、バナナフレンチトーストがあるね。」

澪・美喜「「すいません。一つづつお願いします。」」

轟「はっはっは、まいどあり」
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