ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~10

ーラスタ・ラヴ(4/15/夜)ー

緋斗「はぁー、春やなぁー。眠たぁーなるわぁー」

悠「……」

緋斗「悠やん?」

悠「ごぉぅぅぅ、ぐぉぅぅぅ」

緋斗「目を開けたまま、寝とるやと?!」

悠「いや、腹の音だ」

緋斗「いやいや、口で言うとったやん」

悠「うるせー!」

緋斗「りふじーん!」

ともき「何やってんだアイツらは……」

京「楽しそうだ」

ともき「まぁ、それだけが゜取り柄な奴だからな」

京「そんなことないぞ。悠はいっぱいっぱい取り柄がある!」

ともき「……そうか」

京「そうだ!己なんて悠といるとすっごく元気になるし!」

緋斗「って、いうてはりますけど?」

悠「こっ恥ずかしいのでいっぱいだ」

緋斗「とかなんとかいうて嬉しいんゃろ?」

悠「お前な……普通に考えてみろ。可愛い女にそんなこといわれて嫌な気持ちになるバカがどこにいる?あぁ?」

緋斗「わぁ……いっきにムカついてきた」

悠「文句があるならおれにいえ!!」

崇「うるさい」

悠「なにをーー!」

ともき「文句言えって、言ったら怒るんだよなこういうやつって」

悠「なんだ崇か」

崇「他にもいくつか文句があるんだが?」

悠「例えば?」

崇「おまえのひとをイラつかせる癖をどうにかしろ」

悠「イラつかせないよ!むしろマイナスイオンがあふれ出て癒し効果があるよ!」

ともき「凄く……イラっとした」

緋斗「ミートゥー」

悠「オラァっ!」

ゴッ!
緋斗「ありがとございますっ!」

ともき「おまえなぁ…。」

崇「次に……」

悠「もういい、もういい」

崇「まだ二つ目だぞ」

悠「なんこ言うつもりだったんだよ」

崇「両手の指では足りない程度にはいうつもりだった」

悠「なん、だと……」

ともき「俺なら原稿用紙数百枚程度の抗議を書ける」

悠「冗談ばっかり~」

ともき「チッ」

崇「お前はないのか?」

京「なにがだ?」

崇「コイツに文句のひとつもないのかといってる」

京「文句なんてあるわけないぞ。悠はすっごくすっごく大事な人だ!」

悠「あぁ……おれの邪(よこしま)な部分が浄化されていく……」

緋斗「そんなん無くなってしまうやん」

悠「誰が邪悪の塊りだ!」

ゴッ!
緋斗「ありがとうございますっ!」

ともき「邪悪の塊りだろ」
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