ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~10

ーラスタ・ラヴ(4/13/夜)ー

悠「雨だなぁ。もぐもぐ」

京「そうだなぁ。明日は晴れるかな?」

悠「晴れるんじゃないかな。むぐむぐ」

京「悠、何食べるんだ?」

悠「甘納豆だ。くうか?」

ともき「なんで甘納豆…」

悠「物産展で売ってたんだよ。小豆の甘納豆じゃなくて金時豆の大粒甘納豆」

京「ぶっさんてん?」

神姫「任意の地域を限定して、その産物を紹介・販売するイベントのこと。食料品も多く出展されるのよ」

京「?」

悠「つまりだな、東京に居て北海道の名産品を買えたりするってことだ」

京「おー、そうなんだ!」

悠「おれは物産展が好きでなついついプリンとかスイートポテトとか鮭とばとか買っちゃうんだ」

ともき「なんて組み合わせだ」

悠「男の子はみんなプリン大好きッ!」

ともき「嫌いじゃないけどさぁ…」

京「そっか、悠はプリンが好きなんだな。」

神姫「っていうか、ラインナップが甘党ね」

悠「まぁ、普通程度だよは。むはむ」

ともき「甘納豆ガッガッ食いながら普通って…」

悠「おれは洋菓子よりかは和菓子はだけどプリンは別なんだよな。はむっ」

ともき「話し聞いてないし…」

京「そっかー、プリンかぁー。うんっ、覚えとく!」

ともき「いい娘だなぁ…」

神姫「いい娘なのよ。トコロテン頭だけどね。」

ともき「トコロテンて……」

神姫「トコロテンよ。昔から一個の事しか覚えられない娘だからね……それでも、人間ていうのは単純(バカ)のほうが強靭(つよ)いようにできてるけどね」

ともき「……」

神姫「なに?」

ともき「いや、神姫さんも最終的には強さ的な話しになるんだなぁって」

神姫「私が脳みそ筋肉とでも?」

ともき「いってません、いってません」

悠「甘納豆食うか?」

神姫「0.5粒」

悠「……てゐ!」

ぐしゃっ!

神姫「私に潰れ割れた甘納豆を食えと?」

悠「無理でしょ!一粒で食べなさいよ!一粒で!」

神姫「甘いのよねぇ」

悠「甘納豆が甘いのはあたりまえでしょーが!!」

京「悠、落ちついて」

悠「お乳つ……」

神姫「……」
ギロッ

悠「ほら、がりゅー。食べさせてやろう、ほら、あーん。」

京「えぇっ///あ、あーん……」

ともき「……蛇睨みならぬ龍睨み」

神姫「なに、か?」

ともき「いや、なんでもないです。」

悠「どうだ美味いか?」

京「えへへっ、美味しいのと嬉しいのでいっぱいだっ♪」

悠「やだ、キュンとくる!!」

神姫「ねっ、単純(バカ)って可愛いでしょ。」

ともき「はは…普通に可愛いでいいと思いますよ、そこは」
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