ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~10

ーラスタ・ラヴ(4/8/夜)ー

悠「コロッケ食いたい」

六花「ああ、いいね。ひき肉Maxの」

ともき「それはメンチだろ」

悠「メンチか……メンチもいいな」

六花「メンチいいよね。商店街で売ってるヤツ、よく買い食いしたなぁ」

ともき「今は?」

六花「買い食いしてるよー」

ともき「現在進行形だな」

悠「買い食いなんて始めたら一生もんだよ。おれなんて焼鳥とビールだろ、コロッケとビールに、駄菓子とビールで、サンドイッチとビールいって、弁当とビール……なんでも買い食いしてる」

ともき「買い食いって言うレベルじゃないだろソレ。あとビールビールうるさい」

澪「ほい、ビール五本」

ドン!ドン!ドン!ドン!ドン!
悠「えー、こんなビールばっかり……」

ともき「呑み切れるだろ」

悠「飲めますけどね。」

六花「悠君って頭おかしいよね。」

悠「お前、本人を目のまえにしてよく真っ直ぐにそういうこと言えるな」

ともき「言われ慣れてるだろ」

悠「言われ慣れてますけどね」

六花「ヒマならコロッケ買って来て」

悠「お前が買って来いや!!」

六花「そこまでしては食べたくないし」

悠「おれは食べたいんだよ!!」

ともき「だったら、それこそ自分で買って来いよ……」

悠「ですよねー。っか、空飲みでビール五杯はキツイわぁ」

ともき「既に三本空いてるけどな」

六花「よく呑むよねー。お腹たぽらない?」

悠「んー、さほど。そんかしめちゃめちゃ尿は出る」

ともき「もっとオブラートに包めよ」

悠「包んだ結果なんだけど」

ともき「ああそう……。」

六花「下品だなぁー」

悠「上品な人間に見えて?」

六花「全然」

ともき「まったく」

悠「だろうがぁっ!」

ともき「そんなことに威張るなよ」

悠「ドッジャァァーン」

六花「春だねぇ」

ともき「コイツの奇行は春だとかは関係ない」

碧「年中これで平常運転って言うのが間違ってるけどな」

悠「ぷっはー、呑み切っちゃったよ」

六花「倍プッシュ?」

悠「地獄の淵が見えるまで飲み続けるのはまだ早い。」

ともき「まだっていつかはやるのか」

悠「ちょっと興味ある。」

ともき「ああそう……」

六花「コロッケか……」

ともき「お前はお前で何気にコロッケに心ひかれてるんだな」

六花「なんか言われたら食べたくならなくなくない?」

ともき「どうだろうか」

悠「ちょっと太股触らせてくれたら奢ってやるよ」

ともき「最低のセクハラだな」

悠「そこまで最低か?」

六花「まぁ、別にありか無しかでいうなら。なくもないかなー。」

ともき「おいおい…」

悠「じゃあ遠慮なく」

さわさわさわさわ
六花「くすぐったい」

悠「おー、いいなー。この張り、この柔らかいのに芯の通った肉感。いいなぁー。」

さわさわさわさわ
六花「じゃあ、コロッケ10、メンチ10、ハンバーグ10、カツ10ね。」

悠「ぶっは……えぇっ、なんか凄い増えてますけど」

六花「まぁ、触るっていうか揉んで撫でてしたし」

悠「なるほど、妥当か。よし、分かった。おごろう」

ともき「お前ってそういうときは素直だけど、素直の方向性が間違ってるな」

悠「褒め言葉として受け取っておくよ」
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