ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~10

ーラスタ・ラヴ(3/29/夜)ー

悠「乾杯」
かん

ともき「乾杯」
かん

悠「乾杯」
かん

ともき「……乾杯」
かん

悠「乾杯」
かん

ともき「……」
かん

悠「かんぱ……」

ともき「しつけーよ!何回かんかんかんかんかんするんだよ!」

悠「六周年だから六回」

ともき「ひとりでしてろ」

悠「ともきがメインなんだぞ!」

ともき「メインを無駄に疲れさすな!」

悠「汗と血と涙を流せぇぇ!!」

ともき「なんだコイツ……」

悠「四魔貴族がひとりアラケス!!」

ともき「……」

悠「あらやだ、冷たい視線だこと。」

崇「……」

悠「何見てんだゴラァ!」

崇「マヌケを見てる」

悠「…………誰がまぬけだ!」

ともき「馬鹿にされたと気づくまでの間が長い」

悠「納得しかけたわけじゃないんだからね!」

ともき「しらねーし、訳の分からんツンデレるな」

悠「髪型トライホーンにしようか?」

ともき「……」

悠「暴言なら受け止めるけど無視はやめなさいよ無視は!ともき君の感情はどこに落として来ちゃったのかなーーー!」

ともき「耳元でがなるな!」

崇「お前もコイツと一緒にいてノイローゼとかにならないのか?」

ともき「ノイローゼって言うかノロイなんじゃないかと思ってます……」

悠「癒し、または居なくてはならない存在、だろ?どやぁ!」

ともき「紅。鉄バット貸してくれ」

紅「ほいっ」

ともき「死ねぇ!!」

ブォン!
悠「緊急回避ぃぃぃ!」

紅「おー、アレみたいだ。エクトシズマ」

崇「……エクソシストだろ」

ともき「エクトプラズマト混じってるぞ」

悠「っか、今ツッコミじゃなくて殺しにかかって来たフルスイングだったよね!?」

ともき「お前の頭なら平気だろ」

悠「……いや、そこまで信用してくれてるのは嬉しいけどやっぱり痛いかな」

ともき「よくそこまでプラス思考に取れるな」

悠「そのくらいの気構えでないとこの六年、正気ではやって来れなかった」

ともき「もともと正気じゃないだろ」

悠「そうそう狂ってる。……って、よし、六分間のディープキスを送ってやる!!」

ともき「それ以上近づくなら……俺は俺を守るために全力で防衛する。例え血を見ることになっても」

悠「ともき君、バットを正眼に構えて見たこともないような闘気を纏わないでくれ」

紅「対悠専用闘気?」

崇「追い詰められた結果何かが目覚めたのかもな」

悠「ってことは、もう少し追い込めばスタンドとか発現するかもしれないぞ!!」

ともき「お前の口を黙らせるためだけのスタンドとかか?」

悠「そんなに愛してくれ無くても……」

ともき「病院行って来い」

悠「むしろ、病院がこいだ」
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