ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~10

ーラスタ・ラヴ(3/25/夜)ー

窈「はぁ…」

悠「隣で溜息つくのやめていただけませんか?息が臭いので」

窈「完全に悪意だけを向けるようになってきたな、ん?おい?」

悠「……」

窈「露骨に無視するなッ!!」

後楽「兄ちゃん」

悠「なんだよ」

後楽「金貸してくれ」

窈「おおっと、フォロー的なことをしてくれるのかと思いきや全然違った」

悠「ふたりして塵芥とかせ」

窈「俺も?!ねぇ、俺もなの!!」

ともき「……なんか見てられないな」

碧「でも、関わったら損しかしないぞあの一団は」

ともき「だよなぁ……」

拳二「毎度ー」

悠「でたな腐れ893が!」

拳二「おいおい、今日はいつもに増して手厳しいな……」

悠「どうしょうもないクズとどうしょうもないボケに挟まれてんだ。機嫌も悪くなるっ!!」

窈「どっち?ねぇ、俺はどっちなの!!」

後楽「ふーーっ。」

拳二「片や超動揺、片や平然と煙草ふかしてんな」

後楽「この程度の暴言、全然気にならないぜ」

ともき「気にしろよ…」

拳二「まぁ、なんでもいいや。とりあえず出すもん出してもらおうか」

悠「チッ」

拳二「毎度。しかし、舌打ちしながら渡すなよな。こういうのは払う側も受け取る側も気持ち良く笑顔でいこーぜ」

悠「例えば一時停止とか、シートベルトで警察に止められてお前は笑顔で対応できるか?」

拳二「とりあえず怒鳴り散らすかな」

悠「だろう」

ともき「いろいろとダメだコイツら」

後楽「タクシー使えばいいんだよ」

悠「誰の金でタクシー乗ってやがる徒歩で移動しろ」

拳二「アンタは免許持ってんのか?」

窈「俺はゴールドですよ。っていっても、めったに運転はしないからなんですけどね」

悠「チッ」

窈「舌打ちされた?!」

悠「したよ。舌だけにな」

ともき「つまんねぇよ」

後楽「とりあえず、パーっと飲もうぜ。おっさんの金で」

拳二「アンタにはおっさん呼ばわりされたくねぇな」

悠「そろいもそろって爺だろ」

窈「だから俺を巻き込まないでって!!」

悠「……」

窈「目が冷たい!!」

拳二「なんで、そんなに毛嫌いしてる?」

悠「んー、全般的にかな」

窈「ざっくりと全体で嫌われてるって……せめてもう少し悠が譲歩してよ。俺だってこんなにフレンドリーに接してるのに」

悠「いやぁ……何か生理的にちょっと」

窈「酷過ぎる」

後楽「ここはひとつ賄賂だな」

ともき「どうどうと言い切ったな」

窈「…………」

ともき「窈さんも考えない!」

拳二「まぁ、男同士で仲良くなるなら……ソープだろ」

後楽「大正解だな」

悠「渇かず飢えず無に還してやろうかお前ら……」
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