ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~10

ーラスタ・ラヴ(3/20/夜)ー

悠「ふ、ふひぃ……さ、さむい……」

ともき「昨日は暖かかったのに今日は雨で冷えてるもんな」

悠「だけど雨って良いよね」
カチカチ

ともき「歯の音噛みあってないぞ」

優日「こんな日は鍋煮込みうどんだよね」

悠「煮込みラーメンに決まってるだろ」

優日「うどん」

悠「ラーメン」

ともき「どっちでもいいだろ」

悠「よくねぇよ!」

優日「よくないし!」

ともき「こういう時だけは声揃えるんだな」

神姫「呆れるわね。」

悠「神姫……いつのまに」

神姫「私だけじゃないわよ」

京「悠!」

悠「が、りゅー……」

ともき「なんてせ今区切った」

優日「がりゅーちゃん、ここ座るといいよ悠の隣」

京「いいの?」

優日「どうぞ、どうぞ。」

京「ありがとうっ!」

優日「ほら、ともきくんもこっちきて」

ともき「ああ」

悠「わざわざズレなくていいだろ」

京「えへっ」

神姫「たまには会ってあげなさいよ。裂くわよ」

悠「いや、学校で会ってるし……っか、裂くって何を?ねぇ何を?裂くの?」

神姫「唇」

悠「想像しただけで痛ぇっ!?」

ともき「ってか、嘘つくなよ。お前と学校で会う事はレアだろ」

悠「ひとをはぐれメタルみたいにいいやがって」

優日「そんな良いものじゃないでしょ。どちらかというとデメリット系エンカウント」

悠「誰が魂を狩るものだ。最終的にメギドラオンで瞬殺かコラ」

ともき「訳が分からん」

京「わかってる」

ともき「え?」

京「悠はいっぱい忙しいから学校でもなかなか会えないって、でも己はこうして会える時があるからすごくすっごく嬉しいぞ」

悠「……」

優日「私キュンと来ちゃった」

神姫「良い子でしょ」

ともき「逆に良心にズキッと来た奴もいるようだけどな」

悠「……」

神姫「裂けたらいいのに、心臓」

優日「ときめきハートブレイク。神姫さんもキュンキュンですか?」

神姫「……」

ガシッ!
優日「ちょ、な、なんで帽子掴むんですか、やめて……ちょ、頭皮なんです!それ、頭皮だから引っ張らない……ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい…」

ともき「あの、そいつおチャラケてるようでメンタル脆いんで勘弁してやってください」

京「あはは、神姫姉。楽しそうだな」

悠「がりゅー」

京「なに?」

悠「今度、どっか遊びに行くか?」

京「……うんっ!!」
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