ー談話ーラスタ・ラブへようこそ~【Ⅰ】2

ーラスタ・ラヴー

美喜「この前はお寿司おいしかったわね。」

悠「おかげで俺は真桜様に頭を下げて小遣いを前借りしたけどな」

優日「いいなぁ。お寿司。私も食べたかったな。」

澪「本当に美味かったよ。ゴチになりました。」

悠「まぁ…喜んでくれたならいいよ。」

美喜「また質問なんだけど」

悠「んぁ?」

美喜「アンタっていつも一人でお店回りしてるの?」

悠「そうだな。一回目は一人が多いな。気に入った店なら誰か誘ってる。」

澪「いつも、悠の趣味はアレだな~って思ってたけど。そーゆー趣味はなんか良いな。」

悠「前半は聞かなかったことにするよ。」

優日「あはは。」

美喜「失敗したりとかはしないの?」

悠「そりゃ、あるぞ。けど、不味かったら二度は行かないし。…まぁ失敗というか恥ずかしい思いはよくするんだけど…な?」

優日「それを私に振るかなぁ。」

澪「どーゆ事だ?」

悠「うーん、ぶっちゃけさ飯食いにいくのが一番多いの優日となんだよ。」

美喜「へぇ…」
澪「ほぉ…」

悠「勘違いするなよ。理由はある。まず、コイツは俺に張れる酒豪だ。次にアメ車だから俺に付き合えるわけだ。」

澪「アメ車?」

優日「……」

美喜「なんなのそれ」

優日「私、きっと前世の呪いで餓鬼道に堕ちたんです…」

*優日は本気で食っても食っても肥らないが燃費も非常に悪い。

ちなみに女子大食いランキング(稲葉調べ)
1位優日・炎銃(悠LV)
2位六花(柏LV)
3位千草(一般男性LV)

美喜「それで何が恥ずかしいの?」

悠「まえ、二人で焼き鳥やにいったんだ。そのとき…」


~~

店員「一万三千円です」

悠・優日「「一万三千円?」」

普通に食ったら六千円の安い店で一万三千円食ってしまったのだ。

悠「すげぇ」

店員「ええ、凄いです(ニコッ)」

~~

悠「最後には店員が勢揃いして見送ってくれたよ。きっとあの日厨房は俺たちの噂で持ちきりだったと思うよ。」

優日「考えてみれば最期の方、追加オーダーするたびにお店のお兄ちゃんの顔がもはや笑ってたもんね…」
悠「俺はまだ男だからアレだけど優日は女だしな。」

美喜「そんなに食べるんだ。」

優日「けど、不公平だよね。女の子が山のようなケーキをきゃ♪って言ってケーキバイキングで食べててもみんな何も言わないのにどーして山のよーなお肉をきゃ♪って食べる女は笑われるのかな。」

悠「それはビジュアルが可愛くないからだよ、優日しゃん。」

美喜「多分、帽子脱げば見方も変わるわよ。きっと……」

禅「ですが…それは…男も…同じ…です…よ」

「「「うわっ!禅(くん、さん!)」」」

禅「俺が…ケーキ…バイキング…に…いくと…奇異の…目で…見られ…ますし」
優日「こ、こんど一緒にいこう!付き合うよ。ね?」

悠「そ、そうだな!」

澪「あ、あぁ!」
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