ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~10

ラスタ・ラヴ(3/11/夜)ー

悠「なぁ、亮」

亮「ん?」

悠「焼きそば食べたくなったから買って来て」

亮「俺はパシリじゃないぞ!」

悠「じゃあ、友達として一生のお願い」

ともき「やっすいな……」

悠「紅ショウガ超大盛りで」

亮「いかねーよ」

悠「チッ、ダメか」

亮「自分で買いに行けよ。コンビニすぐ前だろ」

悠「んー……メドイ」

亮「……」

ともき「殴っても誰も怒らないと思うぞ。むしろ、喜ばれる」

悠「おいおい、喜ばれるって……」

亮「ていっ!」

ドスッ!
悠「横腹っ?!」

ともき「いい音したな」

悠「おごごごっ……痛いところを殴りおって……」

亮「痛くないところを打ったって効果ないだろ」

悠「なるほど……なら、今度はおれの番だな。なーに、オラオラの連打で許してやる。」

亮「まるで許す気が無いし、お前の番てなんだ!」

悠「……ターン制?」

ともき「何をいってるんだ」

悠「大丈夫。全身が痛いだけだ……はぁぁぁ、気合溜め!」

ともき「……いてつくはどう」

悠「やーん、効果無効しちゃらめ~」

亮「なんなんだ」

悠「バイキルト、スクルト、力溜め、気合溜めしたところにいてつくはどうされたら萎えるよな」

ともき「ピリオム重ねがけしとけ」

悠「正拳突きがワンターンチャージあり技になったのも納得できない」

亮「すまん、だんだん話しがついていけなくなってきた」

悠「……気迫、気迫、気合限界突破、気迫、集中、見切り、魂。」

ともき「なんの呪文だよ」

悠「スパロボの精神コマンド」

ともき「お前の精神は壊れてるから無理だよ」

悠「ひでぇ」

亮「……焼きそば買ってくる」

ともき「なんで?!」

亮「話しについてけないし」

悠「そもそもちゃんと会話してないけどな。おれが言いたいこと言ってるだけで」

ともき「自覚あったのか……」

悠「当たり前だろ」

ともき「だったら発言を自重するか物いう前に十秒考えてから口にしろ」

悠「はっはっは、ともき間違ってるよ」

ともき「は?」

悠「十秒考えた結果がこれだ」

ともき「焼きそば買いに行くか」

亮「そうだな」

悠「なんでー、なんで僕をおいていこうとするんですかーっ!」

亮「お前が買ってこいっていったんだろ!」

悠「ひとりにされるのはちょっと……」

ともき「うぜぇ…」

悠「おれは子供心を忘れない大人だから常に自分が中心じゃないと嫌なんだ」

亮「なんて迷惑かつ自己中…」

悠「亮……強さとはワガママを突きとおすことだ!」

ともき「焼きそば買ってこいなんてことに意地を通した結果自分も買いに着いていくって事になった場合は何を突き通したことになる?」

悠「なにいってんの?」

ともき「俺も何いってるのか訳わかんなかったけどお前にそれを言われると腹が立つんじゃボケッ!!」

亮「落ち着け。落ち着けともき!」

悠「あははは、あはははっ」

碧「……(帰ってくれないかなこいつ)」
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