ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~10

ーラスタ・ラヴ(3/10/夜)ー

ゆえ「たたかいたい……」

悠「……ぐぅーぐぅー」

ともき「おい、現実から即効で眼をそらして寝たふりすんな」

悠「ちっ……っで、ゆえは何を一念発起していだした?」

ゆえ「せけんではとしはもいかないしょうねんしょうじょがいのちがけでたたかってる……」

ともき「少年漫画の世間ではな」

ゆえ「そこでわたしもたたかいたい……」

悠「なるほどな、ソレはよく分かる」

ともき「分かってたまるか」

悠「ほら、おれ中二病だから。斬魄刀とか振りまわしたいわけよ」

ともき「それは中二病じゃなくてただの殺人狂だろ」

悠「まぁ、一番強力なのはおれの股間の斬魄刀なんだけどな。」

ともき「モゲロ」

悠「ひぃっ……!」

ゆえ「おとうさん、そのしもねたはさいごのさいごにしかつかっちゃいけないっていってるでしょ……」

悠「ごめんな、言いたくなったら言わなきゃ我慢できないのがお父さんのロマンシングなんだ」

ともき「どうせいうならちゃんと「サガ」までいえや」

悠「ちなみおもにどういうふうに闘いたい?」

ゆえ「ごんさんみたく……」

悠「さすが目のつけどころが違うな。ゴンじゃなくてゴン「さん」ってところが」

ともき「どういう目の付けどころだよ」

悠「なのは「さん」をつけろよデコスケ野郎レベルかな」

ともき「分からん」

悠「お嬢さんじゃなくて女王様的な」

ともき「分かるか?」

ゆえ「おとうさんのざれごとはてきとうにききながせっていってた……」

悠「誰が言ってたのかな?うん?」

ゆえ「えとね、ながいついんてーるで……」

悠「ツインテール?しかも長いって言ったら」

ともき「ゆうか?」

ゆえ「んーん、おっぱいそこそこでー、せんすもっててー……」

悠「久秀か。蝶の形した髪留してただろ」

ゆえ「そのひと……」

悠「なんで久秀と面識あるんだ……お前」

ゆえ「ちょくちょくうちきてるよ……?」

悠「マジ?!」

ともき「屋主は知らずか」

悠「どうして、っか、何してた?」

ゆえ「まおーおかーさんとだんしょうしてた……」

悠「やだ、なにその怖い組み合わせ……」

ゆえ「めるともっぽいよ……?」

悠「全然知らなんだ……」

ともき「しかもメル友だってよ」

ゆえ「らいんもしてるって、そのひととしんきさんとまおーおかあさんで……」

悠「大中小のS女連合LINE会?!」

ともき「妙な名前をつけるなよ」

悠「だって、その組み合わせはやべぇよ。最終的に味方がいないもん」

ともき「真桜ちゃんは味方だろ」

悠「真桜は味方ではない。自称妻といっているがアレはオカンだからな。幼女の体に三十過ぎの精神」

ともき「言いたいことはなんとなくわかるけど……」

悠「やべぇな……おれの預かり知らないところでコミュニティが広がっている」

ゆえ「ねぇねぇ、それでたたかいたいの……」

悠「……ぐぅーぐぅー」

ともき「だから……」

ゆえ「ねたふりすな……!」

バチン!
悠「ぐぇぇっ!!」

ともき「わぁ……いい音したな」

悠「いだい゛ぃぃ、おもに背中が痛い!!」

ゆえ「でべべろ……」

ともき「そこはせめて「てへぺろ」にしときなさい」
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