ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~10

ーラスタ・ラヴ(3/9/夜)ー

悠「ということで乾杯」

福太郎「なにがということでかは分からんけど乾杯。ごっくごく……はー、美味しい」

ともき「一気に飲み干しましたね。何飲んでるんですか?」

福太郎「ウーロン茶」

ともき「えー……」

悠「このあと飯食いに行こって話ししたら……」

福太郎「ほな、ここはノンアルコール」

ともき「どういうこと?」

福太郎「俺はしっかりと食べながらちびちび飲みたい派なんよ」

悠「おれはどれも好き」

ともき「アル中だもんな」

悠「失敬な!ギリギリ中毒だよ」

ともき「中毒なんじゃねーか」

悠「いや、でもアル中って言われると後楽とか拳二とかと同列にされてる感じでヤダ」

ともき「前者はともかく後者は違うんじゃないか?」

悠「あー……アイツは酒よりたばこ吸えない方が死ぬって言ってたしな」

福太郎「ドヘヴィースモーカーやね。」

悠「アイツが臭いのは体臭もだが、なによりタバコ臭いんだよ」

ともき「お前容赦ないな」

悠「おれぐらいフローラルな香りをさせないとな」

ともき「……」

悠「おれぐらいフローラルな香りをさせないとな」

ともき「……」

福太郎「無限ループ?」

ともき「しつこいでしょ?うっとおしいんですよこれ」

悠「またまたぁ」

ともき「腹立つ」

福太郎「ええコンビやね」

ともき「やめてくださいよ」

悠「照れんなよ」

ともき「空気よめよ」

悠「空気は叩きつけるものです」

ともき「ちげぇよ!」

福太郎「叩きつけるっていうんは新しいな」

悠「おれなんて空気の塊りを叩きつけられるわ。真空刃で刻まれるわ。色々されてるぞ」

ともき「される原因があるんだろ」

悠「ちょっと下ネタいったりするだけだ」

福太郎「そのうちミンチになったりしてな」

悠「笑えねぇ」

福太郎「治るならさらえにいくけど」

悠「ありがたいけどおれはパンピーなんでぐちゃぐゃになったら治りま千円」

ともき「アンタらもの凄い会話してるな」

福太郎「いろいろあるんよ」

悠「おれは関わってないよ。ホントだよ」

ともき「嘘か」

悠「ほほう、その根拠は?」

ともき「お前は嘘つき」

悠「げひゃひゃひゃ、だいせいかーい」

福太郎「大丈夫なんコレ?」

ともき「薬飲ませときます」

悠「呑んでるよ!ちゃんと七色のヤツ!」

福太郎「アメリカのめちゃ甘そうな飴玉みたいやな七色って」

悠「七ショックな味だぜ」

ともき「もう病院行け」

悠「病院が来い」
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