ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~10

ーラスタ・ラヴ(3/7/夜)ー

悠「鶏か……山羊……」

ともき「黒魔術でもするのか?」

悠「違う違う」

優日「食べるんだよね」

悠「半分は当たりだな」

ともき「半分?」

優日「山羊を半分と鶏を半分だけ食べて合体させてニューキマイラ?!」

悠「そんな気色悪いことするか!それこそ黒魔術じゃねーか!」

ともき「じゃあ、なんなんだ。」

悠「いや、メスの鶏なら卵、山羊なら山羊乳(ヤギミルク)が絞れるだろ」

ともき「ついに農家になるのか」

悠「ならないしついにってなんだ、ついに」

優日「農家悠……ゴロ悪っ」

悠「悠家、いや、農悠家、ゆうかりん、のうかりん……うむむ」

ともき「後半おかしいし、なんで名前と繋げようとする」

優日「牧場物語?」

ともき「いってないし」

悠「利益を生む動物がいいとおもったらだ」

ともき「なんで内容の終着から話す。間を説明しろって言ってんだよ豚野郎」

悠「豚は体脂肪15%以下だからデブではないんだよ?」

ともき「お前も体重あるけど体脂肪は低いだろ」

悠「……ハッ?!」

優日「見事に盲点だったね」

悠「ぶーぶー、ぶーぶー」

優日「わぁ、滑稽♪」

ともき「いいから話し進めろよ」

悠「以前、ゆうながペットを飼いたいと言ってただろ」

ともき「いってたな」

悠「正しく言うと現在進行形で飼いたいとアピールしてるんだが……アイツは毒もちや鋭利な牙、爪を所持する危険な生き物を飼いたいと言ってきかないから、おれは反対してヨロイモグラゴキブリとかを勧めたんだが」

優日「そういうのを勧めるのは悠の脳みそにゴキブリが沸いてるから?」

悠「お前今日はなんか毒が過ぎるな。そろそろ罰として乳揉むぞ」

ともき「いちいち脱線しないと話しを続けろよ。お前は」

悠「まぁ、それでだ。未だに平行線をたどってるんだがあまりにもウザ……あまりにも強情だからいっそ鶏とかを飼ってやろうかと思ってな」

ともき「今ウザいって言いかけたよな」

優日「自分の発言とかワガママのがそうとうウザいのにね」

悠「乳出せ。ポロリしろ揉みしだいてやらぁっ!!」

ともき「真桜ちゃんに℡するか?」

悠「やめてください。」

優日「けど、鶏にしろ山羊にしろ飼えるの?」

悠「許可なしで飼える。さらにいえば鶏は虫を、山羊は雑草を食う。ただ山羊はマラリアにかかるからそこは注意しとかないとな。犬と同じで予防接種しないといけない」

ともき「当然室内や鶏舎で飼うんじゃないよな?」

悠「当たり前だろ」

ともき「じゃあ、どこで飼うんだ?お前の家の庭は花壇と畑で占めてるだろ」

悠「えっ……隣の空き地で飼ったらいい」

ともき「……窈さん住んでるし空き地じゃないだろ」

悠「追い出せばいい」

窈「ねぇ、なに不吉な話ししてるの?ねぇ?」

悠「いや、不吉な話しはしてないぞ。ウチの隣に犯罪者がいるから追いだして山羊か鶏をそこで飼おうかって話ししてるんだ」

窈「すごい、言ってることの半分が何いってるか分からないけど平然と俺を追いこんでるのは分かる」

悠「くげげげ」

窈「ははははっ、負けないよ。断固として負けないよ」

ともき「……やっぱり親戚なんだな」

優日「強情加減とかが似てるよね」
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