ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~10

ーラスタ・ラヴ(3/5/夜)ー

拳二「お前ってときどき性格がゲスイよな」

悠「……あー?」

拳二「どした?」

悠「いやいや、今何をいいやがりましたか?」

拳二「お前の性格がゲスイって」

悠「おいおい、おれほど温厚で誰にでも手を差し伸べて皆を包みこむ優しいオブラートのような……」

ともき「くどい」

悠「砕いて言うと悠くんは優しいんだよ!ぷんぷん!だな」

拳二「お前を粉々に砕きたくなった」

悠「どお゛じでぞんなごどい゛うのぉぉぉ!」

ともき「うざっ?!」

悠「最近ゆ虐ことゆっくり虐待にハマっててな」

拳二「なんかしらねぇけど。もうちょっと考えねぇと友達無くすぞ」

悠「だから拳二は友達がいないのか」

拳二「よっしゃ、ぶっ飛ばす」

悠「やーめーてーよぉー」

ともき「なんなんだそのうっとおしさ……」

悠「ウザかわいいを目指してるんだ」

ともき「可愛いって要素を諦めたらすぐにでも完璧だろうな」

悠「ふむ。じゃあ、可愛いだけのおれを目指そうか」

拳二「無理だろ」

悠「えぇー、ひっどーい。拳二さん、ぼく怒っちゃいますよ?ぷんぷんっ!」

拳二「……」

ともき「……」

悠「あれれ~。ふたりともどうしたんですかぁ?お顔がかたまっちゃってますよぉ~?きゃるるん♪」

拳二「なんか、吐き気が……うぶっ」

ともき「サブいぼが、サブいぼがとまらないっ!」

悠「どーいう意味だお前ら」

拳二「訂正するお前は……今のままがいい」

ともき「ですね……」

悠「きゃるるん♪」

拳二「やめろぉぉっ!」

悠「そんな全力で否定すんなよ」

ともき「否定するっての」

悠「はぁ、どっかに「きゃるるん♪」が似合いそうなおっぱいさんが居ないもんかな」

ともき「おっぱいさんってなんだ。おっぱいさんて」

悠「目線が普通に胸に行くサイズのひと」

ともき「……」

拳二「胸のサイズも大事だが女は三十手前越えてるぐれぇが一番だろ」

悠「場合によってはおれは全然三十いってても平気だが?」

ともき「なんにでも食指が働けばいいと思うなよ」

悠「最近はチョロインが大好き」

拳二「ちょろいん?なんだそりゃ電車か?」

悠「トレインじゃねえよ。チョロイヒロイン。略してチョロイン」

拳二「コイツは何語を話してるんだ?」

ともき「日本語ですけど妄言なんで話し1/4程度に聞き流してください」

悠「半分も聞いてくれてない件」

拳二「ところでよぉ、この後に三日月行くつもりなんだが」

悠「行く」

ともき「即答だな……」

悠「チョロインもいいって言ったけど、最近おでこちゃん系も好みなんだよな。光るでこを舐めまわしたい」

ともき「病院行け」
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