ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~10

ーラスタ・ラヴ(3/4/夜)ー

悠「ピーナツとかって怖いよな」

千夜「怖い?」

悠「ぽりぽり、ぽりぽりと気がついたらひと缶まるまる食ってる時がある」

千夜「ねぇよ」

悠「あるよ。カシューナッツしかりマカダミアンナッツしかり」

千夜「ねぇよ。」

ともき「咽乾いて仕方ないだろ」

悠「咽って言う字は棺桶を……」

ともき「それはもういい」

悠「咽は乾くよ。ビールもパンパン減っていく」

ともき「ぱんぱんってなんだ。パンパンって」

悠「缶を潰した音」

千夜「それも変だろ」

悠「あー、ツインテールとかサイドテールの匂い嗅ぎたい」

ともき「お前は前後の会話の脈絡ってものがないよな」

悠「三つ編みとか噛みたいよな」

千夜「気持ち悪い」

ともき「っていうか、噛みたいってなんだ。噛みたいって……」

悠「こうガジガジって齧りたい」

紅「なに齧るんだ」

悠「おさげ」

紅「…………」

悠「引くな引くな。野郎のは噛みたくない」

ともき「女性でやるほうがダメだろ」

崇「賑わってるな」

悠「お前最近ヒマなの?なんかよく顔合わせるよな」

崇「毎日いるようなお前には言われたくないな」

悠「にゃんだとー!」

崇「そういえば面白い話がある」

悠「ほほう、このおれに滑らない話を仕掛けるとはいい度胸だな」

ともき「お前の話しは滑りっぱなしだけどな」

悠「岡って漢字はアザラシに見えるよ」

千夜「うるせぇよ」

崇「お前、拳二に釣りに誘われてなかったか?」

悠「誘われた。でも、寒いから嫌だっていった。あったかくなったら付き合ってやってもいいともいったな」

崇「その話し、諦めた方がいいな」

悠「あー?」

崇「何に原因があったか知らんが沈んだらしいぞ」

悠「マジで?!」

崇「ああ」

紅「沈んだって……乗ってる最中にっすか?」

崇「いや、船着き場でだそうだ」

紅「それはそれで酷いっすね」

悠「どうせテキトーにちゃんと調べもせず中古のクルーザーでも買ったんだろ。」

ともき「それでも沈没するか?」

悠「船底に穴でもあいてたんじゃね?」

千夜「そんなもの中古でも売れねぇだろ」

悠゜何にしてもそれは面白い話しだったわ」

ともき「酷い奴」

悠「拳二だからいいんだよ」

ともき「どういう理由だよ……」

悠「あー、ポニテ引っ張って遊びたい」

崇「コイツは何をいってるんだ?」

ともき「すいません、いつもの発作なんです。」

悠「お薬ならちゃんと虹色のヤツ呑んでるよ!」

千夜「気色悪い」
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