ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~10

ーラスタ・ラヴ(3/3/夜)ー

悠「ひな祭りだな」

六花「ひな祭りだね」

悠「菱餅喰うか?」

どでん!

六花「デカっキモっ!」

悠「キモってなんだ!渾身の出来だぞ!」

ともき「なんでもかんでも大きいもの作ればいいと思ってないか?」

悠「おおおおおもってねーし」

六花「超動揺してる」

崇「お前はアレだろ。バケツとかでプリン作るタイプだろ」

悠「何回もやったわ。そのたびに後悔してるわ!」

ともき「なら一回でやめろよ」

悠「男の子だからな。後悔はしても反省はしないんだ」

ともき「男をひとくくりにするな」

崇「それにしてもお前はよくもまあ行事ごとに反応するな」

悠「日々の生活に潤いを与えてるんだよ」

ともき「ただ騒ぎたいだけだろ」

悠「じゃぉぉぉんっ!」

六花「わっ、鳴いたよ。鳴いたよ、あの生き物」

悠「珍獣みたいに言うな」

ともき「珍獣だろ」

ゆうな「珍獣と聞いて!!」

ともき「えらいグッドタイミングで現れたな」

ゆうな「珍獣ハンターゆうなですっ!」

崇「そこにいるぞ」

悠「じゃぉぉぉんっ!」

ゆうな「はぁ……」

悠「おい、露骨に溜息ついてんじゃねーぞ!」

ともき「まぁ、溜息も出るわな」

悠「なんでよっ!」

ゆうな「ビックフット捕まえたい……」

悠「ヒマラヤか焼き肉屋行って来い!」

ともき「なんで焼き肉屋にビックフットがいる!」

悠「焼き肉屋:鉄」

ともき「金剛さんだろ!」

悠「ビックフットだよ。ビックハンドでもあるけど」

六花「全体的にビックの間違いじゃな」

悠「お前と崇もビックの部類だけどな」

六花「悠君ちっちゃいもんね」

悠「ちっちゃくないよ!」

ともき「ここらのひとは平均身長が高すぎるだけだからな」

ゆうな「サファリパーク」

ともき「……あながち間違いでもないな猛獣だらけって意味なら」

悠「っか、まだユーマ捜してるのか」

ゆうな「ユーマでなくてもいいんだけどね。強い系のペットが欲しい」

六花「悠君に首輪とリードつけとけば?」

悠「そんなプレイはあっぱれ天下御免だ」

ゆうな「いうこと聞かない魔物はちょっと……」

悠「お前今、魔物っていったよな?な?」

崇「適当なものを飼ってやればどうだ?」

悠「お前ペットショップとか覗いたことないだろ。なんか両手で叩き潰せる程度のサイズの犬が数十万するんだぞ」

ともき「なに恐ろしいこと言った今」

六花「陸ガメとかなら硬いんじゃない?」

悠「育ち切った先にはおれの体重を超えるんだぞ奴ら」

ゆうな「竜宮城いける?」

悠「陸ガメだから海には帰らないだろ」

ともき「そういう問題でもねーよ」
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