ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~10

ーラスタ・ラヴ(3/1/夜)ー

悠「なんでチラホラ桜が開花してる話しが出てるのに……こんな寒いんじゃ!!」

ともき「知らんよ」

楓子「師匠、ここはどうでしょうやよ。早朝ランニングで身体を温めるというのは」

悠「ねぇよ」

楓子「……ランニングではなくて全力で走り込むというパターンで」

悠「ねぇよ」

楓子「さらに負荷を加えるためタイヤを引きずって……」

悠「早朝から運動するのがねぇって言ってんだよ!なにがさらに負荷を加えてだ!別のもん咥えさせてやろうかコラ!!」

ともき「お前最低に下品なこと言ってるぞ」

悠「今のはちょっと反省」

楓子「何を加えさせられるんですかやよ?重りですかやよ?」

悠「その加えるじゃなくて咥える方なんだが」

ともき「だから黙れよ」

崇「そもそもそこまで寒くないだろ」

悠「寒いよ!」

崇「本当に寒かったらお前はもう少し静かだ」

悠「っ……にゃーー!」

崇「……」

悠「お前の目つきが一番冷たいわ」

楓子「神姫嬢とどちらが冷たいですかやよ」

悠「神姫の場合は冷たいって言うか射殺される感じがあるから冷たさなら崇かな」

ともき「射殺される視線て何だよ」

悠「……レーザービーム?」

楓子「エキゾチックジャパンですかやよ?」

悠「見つめ合う~視線のレイザービームで~ってちゃうわい!」

ともき「妙にテンション高いな」

悠「よっちゃいねぇよ!」

ともき「なんもいってねーよ!」

楓子「師匠がご機嫌でよかったですやよ」

崇「そうか?」

楓子「もちろんですやよ」

崇「ふぅん」

悠「お前、なんだその興味なさげな態度は」

崇「あると思ってるのか?」

悠「おれのこと好きなくせに」

本郷「……」
ガタッ!

楓子「むっ」
チャキッ

崇「本郷、殺気を振りまくな」

本郷「ふっ……」

楓子「……」

悠「お前らは少しは落ち着けよ」

ともき「お前の発言が全てのことの発端だけどな」

悠「そんなことないよなぁ?」

崇「殴っていいか?」

悠「お前に殴られたら入院しちゃうだろっ!」

崇「入院しない程度に頬骨を砕いてやる」

悠「想像しただけで頬が痛い」

楓子「師匠」

悠「おう、なんかいったれ、いったれ」

楓子「頑張ってくださいやよ!」

悠「あぁん……この子も若干脳みそ筋肉系だった」

ともき「お前よりかはちゃんと脳が機能していると思うけどな。」

崇「コイツの脳は九割が適当にしか機能してないからな。」

悠「残り一割に全力をかけてるんだよ!」

ともき「いや、一割しかまともに機能してないのが間違ってる」

悠「間違いも推し退けて我を突き通してるんだよ!」

楓子「この場合はどういったフォローがいいのですかやよ?」

ともき「俺に聞かないでくれ……。」
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