ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~10

ーラスタ・ラヴ(2/28/夜)ー

悠「……カツ丼食いたいな」

ともき「なに冬眠でもするのか?」

悠「していいならしたいけど何で?」

ともき「ここ数日、何か食べたいだのお腹すいただの言いすぎじゃないか?」

悠「そういわれてみれば……なんでだろうか。成長期かな」

ともき「それ以上どこが成長していくんだ……」

悠「ま、まだまだ身長伸びるし!」

摩耶「そう思っていた時期が僕にも有りました」

悠「……」

摩耶「……」

ともき「とりあえず謝っとけ」

悠「ごめんよぉぉぉぉ」

摩耶「チッ……うん、いいよ。」

悠「あれ、気のせいかな今笑顔のまま舌打ちされた気がする」

摩耶「気のせいだよ」

悠「……だよねー」

ともき「馬鹿って言うかおめでたいヤツだな」

悠「カツ丼と牛丼とミニ天丼食べたい」

ともき「なんで最後だけちょっと気にしてミニにした。」

悠「食べ過ぎて太っちゃったらボディラインが崩れちゃうじゃない」

ともき「ロードローラーで轢かれてしまえ」

悠「ロードローラァだぁぁぁ!無駄無駄無駄無駄無駄ぁ!!」

ともき「いかん、何かに火を付けてしまった」

摩耶「ジョジョ病だね」

六花「おいすー」

ともき「うーす」

摩耶「にーはおっ」

悠「何か食いもの持ってないか?」

六花「チロルチョコなら」

悠「おれは食いものを持ってないかといったんだ」

ともき「チョコレートは立派な食べ物だよ」

悠「もっとイカの姿焼とか持ってろよ」

ともき「イカの姿焼を常備してる女子なんていやだろ」

摩耶「お祭りとかに優日ちゃん連れてったらそういう姿になりそうかもね。右にトウモロコシとイカ、左に添加物たっぷりの謎ジュースとタコ焼き」

ともき「……あり得るな」

悠「え、缶ビールと焼きそばだろ」

ともき「さらにあり得るな」

優日「それは座ってからのスタイルだから食べ歩くなら摩耶君が正解かな」

六花「あたしは焼きそば歩き食いが好き」

ともき「どいつもこいつも……っていうか優日いつの間に」

優日「えっ、牛丼とカツ丼とミニ天丼買ってきたの」

ともき「なんで知ってるんだ……」

優日「なにが?」

ともき「悠に買ってきたんじゃないのか?」

優日「ううん。私の晩御飯」

悠「ひとつくれ」

優日「買い取る?倍の値段で」

悠「お前悪女か!」

優日「じゃあ、悠が私の立場ったらなんていう?」

悠「自分で買ってこいバーカ」

六花「うわぁ……最低だ」

悠「なるほど、そう考えると優日は優しいんだな」

優日「ふふんっ」

ともき「いや、それで改めて納得するのも何か勝ち誇ってるのも間違えてるだろ」

摩耶「それにしてもずいぶんと遅い晩御飯だね」

優日「実はご飯食べたあと、またお腹すいたから二回目ご飯なんだけどね」

ともき「お前らはこの時期になると腹が減りやすくなる体質かなにかなのか?」

悠「……春の訪れかな」

六花「マジで!」

ともき「いや、違うだろ……」
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