ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~10

ーラスタ・ラヴ(2/27/夜)ー

悠「二月も終わりを真近に控えお腹がすく、冬の夜」

ともき「なんでもかんでも詰め込むな」

摩耶「でも、寒いと不思議と夜ってお腹すくよね。」

悠「だよな。食パンとか一斤くらい食べれるよな」

摩耶「それは胸やけしそうだね」

ともき「食パン一斤って……そんなお前パン食だったか?」

悠「いや、普通にご飯党だけど。そして、おれの推理が正しければあの食パンは皆の朝ごはん用の物だったんじゃないかと……」

ともき「それをひとりで食い漁ったのか」

悠「食い漁るってひとをハイエニャンみたいに」

ともき「気色悪い生き物を創るな」

摩耶「ハイエナと猫のハーフかな。ハイエニャン」

悠「にゃんにゃん♪」

ともき「最近猫を推してるけど、お前がやると気色悪いだけだからな」

悠「失礼な!」

摩耶「じゃあ、ムービー(録画)していい?」

悠「すいません、勘弁してください」

ともき「一応気色悪いって言う自覚はあったんだな」

悠「でひゃひゃ」

ともき「訳の分からん反応をとるな」

亮「ちぃーす」

摩耶「夜中に食パン一斤食べれる?」

亮「なんだその胸やけしそうな拷問」

ともき「摩耶君もそこだけをチョイスしてどうする……。」

悠「夜中に腹減ったら何食うって話しだ」

亮「んー……カップ麺かな」

悠「濃厚豚骨背油Max?」

亮「昼間でもむしろ食いたくない」

悠「おれもトンコツは食えないんだよ」

摩耶「僕わりと平気」

ともき「一番無理そうなのに!?」

摩耶「ふふん、脂身だろうとニンニクの姿焼だろうと余裕だよ。まぁ、後々脂汗が止まらなくなったりするかもしれないけど」

ともき「それは相当の危険な状態じゃないかな?」

摩耶「大丈夫、どんな状態になっても一度口に入れた物は消化しきるから」

悠「摩耶はもともと食細かったからな。今ではしっかりと食べれるようになって」

亮「しっかりっていうか半端なくだろ」

摩耶「知ってる?一度食べれないを経験したあとってね……。食にはどん欲になるんだよ」

亮「そ、そうなんだ」

ともき「色々と重いな」

悠「おれも昔はタルト一本食いできなかったけど今では全然余裕でできる」

ともき「その食い方は気持ち悪い」

悠「おれに対して気持ち悪いって言葉はお前らが想像している10倍は傷ついてるからな!」

摩耶「気持ちいいよ」

悠「でゅふふふっ」

亮「気持ち悪いな」

ともき「気持ち悪いだろ」

悠「今のは仕方ない。摩耶に気持ちいいなんて言われたらあんな笑い方がでてとうぜんだ」

ともき「そうだな。なんていうと思うなよ」

摩耶「悠くん、可愛くアニマルアピール」

悠「ごろに……」

ともき「やめろ」

悠「せめて最後までいわせろや!」

摩耶「じゃあ、ここはひとつ僕がアニマルアピールを……」

亮「これはいけるんじゃないか?」

摩耶「ブッポウソウ」

亮「何の動物だよ?!」

ともき「なんでコノハズクの真似を……」

亮「コノハズクなの今の?!」

悠「間違いなくコノハズクだろ。」
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